「ガンダム 復讐のレクイエム」“ガンダムは敵”のイメージ…監督&プロデューサーが語る壮大な世界とは【特別先行上映会レポ】
アニメ!アニメ! / 2024年10月15日 17時15分
『機動戦士ガンダム』の世界配信向け新作オリジナルアニメ『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』が、10月17日よりNetflixにて世界独占配信される。10月12日、東京のTOHOシネマズ六本木ヒルズにて「配信直前記念!トークイベント付特別先行上映会」が行われ、来日したエラスマス・ブロスダウ監督がプロデューサー陣と世界を意識した壮大なガンダムの世界を語った。
イベントには、ガンダムファンなら絶対に知っておきたい驚愕の新視点で一年戦争を描き直した、ドイツ出身の新進気鋭のエラスマス・ブロスダウ監督が登壇した。エラスマス監督はガンダムシリーズ初の海外ディレクターとなる。さらに、アニメーションプロデューサー兼音響監督の由良浩明、プロデューサーの彌富健一もステージに立ち、作中に登場するモビルスーツのガンプラ、GUNDAM UNIVERSEも並べられイベントを彩った。
まず初めに、エラスマス監督は「ガンダムシリーズ初の海外ディレクターとなったことを光栄に思います。子供のころからガンプラで遊び、育っていました、観客のみなさんの同じように“ガンダム”に触れてきましたので、沢山お話できればと思います」と、ガンダムとの出会いとともに挨拶を述べる。
由良Pは「ガンダムの根底にあるヒューマンドラマはもちろん、作品のリアリティ、そしてモビルスーツの大きさと怖さを表現しました。それは画だけでなく、音でも作りこんでいますので、注目してほしいです」とこだわりを明らかにする。彌富Pは「やはり全編をUnreal Engine 5(以下UE5)を使用して、作り上げたことですね。今までにない映像表現で、“ガチ”の一年戦争の物語となっております」と見どころを含めて話し、トークパートへ移った。
本作を指揮するにあたってのプレッシャーや日本への想いについて、エラスマス監督は「プレッシャーはあったが、自分が信じている表現をすることを心掛けました」とコメントする。「ドイツで育ちましたが、小さいころから日本のメディアに触れていたので、日本は身近な存在でした。子供の頃から毎週見ていたガンダムシリーズの監督をするということが非常に信じがたいです」と興奮気味にガンダム愛を語った。
また約3年半の制作期間で大変だったことについては、エラスマス監督は「コミュニケーションが大変でした。様々な国の人が携わっているので、細かいニュアンスを伝えることに苦労しました」と語る。由良Pは「英語を先に作ったので、日本のガンダムをどうやって英語で表現するか。そこに苦労しました」、彌富Pは「とにかくスケジュールを守って、進行していくことが大変でした(笑)」とそれぞれ明らかにした。
キャラクターをモーションキャプチャーで制作した本作は、スーツアクターではなく、英語版の声優がモーションキャプチャーを使用してキャラクターを演じるという珍しい演出をとった。その理由について、エラスマス監督は「スーツアクターの方を起用することもできるのですが、やはりキャラクターのモーションとセリフはかなり密接な関係にあるので、同じ役者さんに演じていただきました」とコメントする。本作で表現されている微妙な表情の変化など、リアリティを出す秘訣を教えてくれた。
またどういったガンダムにしたかったかについて、監督は「これまでのシリーズとは違う、明らかにガンダムは敵だというイメージをつけたかった」と述べる。本作に登場する“ガンダム”は非常に怖いイメージを与えるものとなっている。チャレンジしたことについては「クオリティを出すこと。ダウンサイドもあり、これだけの長尺をUE5で作成することが挑戦でした。思わぬバグが出たりするので大変でした」と述べ、これには由良P、彌富Pも強く頷いていた。
トークパートを終えると、観客向けのグッズ抽選会も行われ、会場の活気は最高潮に達した。最後にエラスマス監督は「全世界の方々に楽しんでもらいたいです。モビルスーツの細かいニュアンスにもこだわっていますので、細かく見ていただけたら嬉しいです」と締めの挨拶を述べる。10月17日の配信を楽しみにするファンたちからの鳴り止まない拍手で見送られながらゲストは降壇し、興奮冷めやらぬままイベントは終了した。
『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』は10月17日よりNetflix にて世界独占配信。
Netflixシリーズ『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』
配信直前記念!トークイベント付き特別先行上映会 実施概要
■実施日時:10月12日(土)12:30~13:10 ※客入れあり、上映後イベント
■実施場所:TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン2(港区六本木6丁目10−2 六本木ヒルズ けやき坂コンプレックス)
■登壇者(敬称略):エラスマス・ブロスダウ監督、由良浩明(アニメーションプロデューサー/音響監督)、彌富健一(プロデューサー )
『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』
(英題『Gundam: Requiem for Vengeance』)
2024年10月17日(木)Netflix にて世界独占配信
(C)創通・サンライズ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
完成度と作りやすさでガンダムファンも模型ファンも魅了した2024年発売のガンプラ5体
&GP / 2024年12月29日 22時0分
-
「ガンダム 復讐のレクイエム」特集! キット攻略やスクラッチビルドも掲載「ホビージャパン」2月号
アニメ!アニメ! / 2024年12月24日 17時15分
-
「機動戦士 Gundam GQuuuuuuX」先行上映版キービジュアルと予告映像が公開 「ガンダム」初のIMAX上映も決定
映画.com / 2024年12月20日 22時0分
-
劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』予告が解禁 ガンダムシリーズ初のIMAXで上映も決定
ORICON NEWS / 2024年12月13日 8時15分
-
スタジオカラー×サンライズのガンダム最新作「機動戦士 Gundam GQuuuuuuX」始動、25年1月17日に先行上映 監督は鶴巻和哉
映画.com / 2024年12月4日 20時30分
ランキング
-
1伊藤沙莉、2025年初投稿で結婚に言及
モデルプレス / 2025年1月2日 22時9分
-
2東野幸治 ヒロミと若槻千夏がTVから消えたのち再ブレークした理由を語る「はっきり言います」
スポニチアネックス / 2025年1月2日 20時39分
-
3東野幸治 2024年「完全に売れた」という意外な?タレント 佐久間宣行氏も共感「自分で言ってました」
スポニチアネックス / 2025年1月2日 20時3分
-
4TBS女子アナ退局報告ラッシュ…宇内梨沙、加藤シルビア、小倉弘子各アナが続々と年末年始に
日刊スポーツ / 2025年1月2日 18時37分
-
5正月の顔「格付け」年始特番歴代2位タイの21・2%!全国3287万人が視聴 平均視聴は1696万人
スポニチアネックス / 2025年1月2日 16時13分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください