「ついにこういう“じいさん”の役が来るようになったか!」山路和弘ほかディズニー「モアナと伝説の海2」新キャラ日本版声優発表
アニメ!アニメ! / 2024年11月15日 16時0分
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作として、『モアナと伝説の海2』が2024年12月6日に公開を迎える。このたび、モアナを取り巻く個性豊かな新キャラクターの日本版声優として、小関裕太、鈴木梨央、山路和弘、ソニンが出演することが明らかになった。さらに、モアナ役の屋比久知奈、マウイ役の尾上松也と日本版声優陣が本作のオープニングを飾る新しい楽曲「帰ってきた、本当のわたしに」を歌う特別映像と、キャラクターポスターもお披露目された。
『モアナと伝説の海2』は、前作『モアナと伝説の海』の壮大な冒険から3年後が舞台となる。少し大人へと成長したモアナは愛する家族や島の仲間たちとともに幸せに暮らしながら、今はまだ見ぬ海のどこかにいる“仲間”を探していたが、他の島で暮らす人はいっこうに見つけられていなかった。
そんなある日、モアナは人間を憎み世界を引き裂いた“嵐の神の伝説”を知る。美しい海とこの世界に危機が訪れていることを知った彼女は、《すべての海をつなぐ1000年にひとりの”導く者”》として、広い海を分断する呪いを解き、再び世界をひとつにするため“生きては帰れないかもしれない”ほど危険に満ちた海の果てへ向かう冒険に旅立つことになる。
そんな本作でモアナと一緒に冒険に出るのは、前作にも登場した風と海をつかさどる半神半人の英雄でモアナの相棒マウイ、元気いっぱいだけどちょっと怖がりなブタのプアやいつも神出鬼没で予測不可能なニワトリのヘイヘイだけではない。モアナとマウイが大好きな伝説オタクの青年モニ、天才肌の頼れる船大工の少女ロト、植物を愛する料理担当の老人ケレという新たな仲間が加わる。冒険を支える仲間たちとの友情や絆を通してさらに成長していく、モアナにとって重要なキャラクターたちだ。
小関裕太は、英雄として語られるマウイとモアナを“推し”のように大好きな青年で、島の歴史や神話にくわしく鋭い観察眼を持っておりモアナにとって頼もしい存在となる青年モニ役を担当する。
モニ役に決まった時の心境について、小関は「信じられなかったです。オーディションを受けた時、キャラクターを掴むのが難しく、うまくできたのか不安でしたが、合格の連絡をもらったときはすごく嬉しかったです!歌うキャラクターの声優に憧れがあって、いつかと思っていた夢が一つ叶いました」と喜びを爆発させ、「モニはマウイとモアナにすごく憧れを持っていて、未知なものに出会ってみたい、という興味が広く深いです。元気で前向きで明るく、小さな悩みがあっても見ていると元気をもらえるキャラクターです」とその魅力を熱弁する。
さらに、収録を振り返り「キャラクターとして歌ってみて、収録がとても楽しかったです。耳に残って歌いたくなる、参加したくなる曲が『モアナと伝説の海2』にも登場していますし、その中でも特に明るくて、『旅って楽しいね』という気持ちを歌う楽曲に僕は参加しているので、とにかく楽しんでレコーディングを終えました」とも明かした。
鈴木梨央は、エネルギーに満ちあふれカヌーの最高傑作を作るため日々勤しんでいる、天才肌の頼れる船大工の女の子ロト役を務める。モアナの冒険に欠かせない大きなカヌーを設計し、過酷で危険な状況に陥っても瞬時に対応するモアナの右腕的存在となる。
オーディション合格の知らせを聞いた鈴木は「純粋にすごく嬉しかったです。ロトは普段の自分とは違うところが多い子なので、最初はちょっと不安な気持ちがありましたが、どういう風にロトを演じようか考えているうちに一緒に冒険しているようなワクワクした気持ちになり、早くアフレコに臨みたいなと思いました」と、出演決定への喜びを述べる。
ロトの魅力については「自分が決めたものを信じて揺るがない気持ちを真っすぐ貫く女の子です。挑戦してみるしかない!というロトのひたむきな姿に胸を打たれました。モアナのことを一緒に引っ張っていく新しい仲間として心強い存在であれるように、自分なりにロトを演じましたので、見てくださる方に少しでも届いたらいいなと思います」とアピールした。
山路和弘が演じる老人ケレは、頑固で口数が少なく一風変わっているが、実は農作物や植物のことなら何でも知っていて頼りになる人物だ。歌が嫌いなケレは明るく前向きなモアナと初めは相容れないが、危険が待ち受ける冒険の中で、その知識と経験によりモアナたちを支える。
本作への出演について、山路は「お話をいただいたときは、世界中で愛されている『モアナと伝説の海』の続編に参加することが決まってワクワクすると同時に、『ついにこういう“じいさん”の役が来るようになったか!』と感慨深かったです(笑)」と語る。
見どころについては「ケレは、島に住みながらも水が苦手で泳げない、植物を愛する頑固者のじいさんです。最初はちょっといや~な奴ですが、モアナたちに魅了されて、だんだんと前向きになっていく。お話が進むにつれてひょうきんな一面も見えてきたりして、とても可愛らしいキャラクターです。頑固者のケレがどんな変化を遂げていくか、楽しみにしていてください」と話した。
そしてソニンが演じるマタンギは、モアナたちが冒険の中で出会う見た目は漆黒でコウモリのように舞い、モアナを惑わす存在として現れるキャラクターだ。モアナが使命を背負い大きな困難を乗り越えていく上で重要なカギを握る存在となる。
ソニンはマタンギ役に決定した時を振り返り「電話で合格を聞いて、道端で叫びました!全力で臨んだけど楽曲がすごく難しかったので、『まさか…!』と思って驚きと嬉しさがありました」と、思わず叫んでしまうほど嬉しかったことを明かす。
ミステリアスなマタンギのキャラクターについては、「ちょっと妖艶でパワフルです。歌っているときもパワフルで、歌にもセリフにも前向きなエネルギーをくれるところがあります。マタンギは性格もフィジカルも軽やかなので、隣にいたと思ったら次の瞬間にはすごく離れたところにいたり、右にいたと思ったら左にいたりして、どこから現れるか分からない。だけど、プレッシャーをかけすぎず、さらっとモアナの背中を押すところがマタンギの魅力だと思います」と熱く語った。また、「勇気を出していろんな道を迷いながら行くからこそ、信念が見つかることをマタンギが教えてくれます。危険な道に進む勇気を与えてくれる存在なんです。この物語とマタンギのキャラクターを通していろんな人に届くといいなと思います」と、モアナが冒険に進む上で道しるべにもなるキャラクターであることを話した。
また、併せてお披露目となった「帰ってきた、本当のわたしに」のスペシャル歌唱映像では、モアナ役の屋比久やマウイ役の松也ら日本版声優陣の美しい歌声を一足先に堪能することができる。物語の冒頭を飾る本楽曲は、モアナがはるかかなたの海へと航海に繰り出す自由に胸を膨らませ、自分の心のままに生きられることへの喜びを歌い上げているもの。ディズニー・ミュージカル作品のオープニングらしい、これから始まる物語にワクワクする一曲になっている。
そんなモアナが歌う楽曲を、この映像では特別に日本版声優全員でハモリやコーラスも担当し歌い上げている。歌の実力は折り紙つきの彼らが紡ぐ、美しいハーモニーが味わえる。本作には物語を彩る新たな楽曲たちがほかにもたくさん登場するが、屋比久や松也はもちろん、本作で新たに参加する小関、鈴木、山路、そしてソニンが劇中で披露する楽曲にも期待が高まるばかりだ。
愛する人たちを守るため、海を愛するモアナが迷いと葛藤を乗り越え、相棒のマウイ、そして新たな仲間たちと果てしない冒険に漕ぎ出した先に待ち受けるものとは。『モアナと伝説の海2』は、12月6日より日本公開となる。
『モアナと伝説の海2』
12月6日(金)全国劇場公開
監督:デイブ・デリック・ジュニア、ジェイソン・ハンド、デイナ・ルドゥー・ミラー 音楽:アビゲイル・バーロウ、エミリー・ベアー、オペタイア・フォアイ、マーク・マンシーナ
日本版声優:屋比久知奈(モアナ)、尾上松也(マウイ)、小関裕太(モニ)、鈴木梨央(ロト)、山路和弘(ケレ)、ソニン(マタンギ)
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン 原題:Moana2 全米公開日:11月27日
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