【世界の注目記事】40年間、アメリカの女性たちと共に歩んできた『Ms.』誌

AOLニュース / 2012年6月23日 16時0分

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『Ms.』というアメリカの雑誌を知っていますか?

今年で40周年を迎えたこの雑誌は、"Miss.(未婚女性の敬称)"と"Mrs.(既婚女性の敬称)"の両方を含む敬称"Ms."というタイトルからもわかる通り、女性に焦点をあてたもの。1971年に『New York』誌の付録として誕生し、1972年1月からは独立した雑誌として発行されています。ちなみに当時は月刊誌でしたが、現在は季刊誌です。

<Huffington Post>のライター、マーロ・トーマスさんは、第1号の表紙のヘッドライン"ワンダーウーマンを大統領に(Wonder Woman For President)"が特に印象的だったと振り返っています。当時の他の雑誌にはないイメージは新鮮で、間違いなく自分たちの母親世代の雑誌ではなかったとも。

その誕生からずっと、女性の生活や世界を変えることについて活発な議論が交わされていた『Ms.』誌。当時は"雑誌"という枠にとどまらず、アメリカ中の女性や女の子の意識すら変えるほどの存在感を放っていたそうで、1つ1つの記事は人生における新しいやり方にあふれ、これまでの状態に戻るなどもう考えられないほどだったとか。全米の何千という女性同様、マーロさんも妹や母親、そして周りの女性たちと一緒に読んできたそうです。

創刊当初の『Ms.』誌では、編集者たちによってさまざまな試みがなされていました。妊娠中絶や仕事での行き詰まり、家庭内暴力(DV)、そして"育児と仕事の両立"という苦境に対する、世の女性の声を紹介していたのです。そこには「何かが1人の女性の身に起きているのなら、他の女性にも起きているかもしれない」という同誌の姿勢がありました。こうして『Ms.』誌は、世の女性の支持を集めていったのです。

とはいうものの、すべての人が同誌に好意的な見方をしていたわけではありません。『Ms.』誌の共同創刊者で、女性活動家として有名なグロリア・スタイネムは、アメリカ南部では"黒人女性が表紙に登場する雑誌"を扱うことに難色を示していたと振り返っています。彼女は当時、大統領/副大統領への立候補を表明した黒人女性と白人女性の記事を書いたのですが、結局、この号が売店で並ぶことはほとんどありませんでした。さらにその後も、売部数の減少や月刊から季刊への変更など、さまざまな壁に直面してきました。

現代のアメリカ女性が"いわゆるフェミニスト(男女同権主義者)ではない"と考える人がいたら、『Ms.』誌のブログをのぞいてみてはどうでしょうか。そこではアメリカだけでなく、世界中の若きフェミニストたちが取り組む問題を知ることができるはずです。

『Ms.』誌の表紙ギャラリー

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