アン・ハサウェイは「ブラックキャット」役だった!? 幻のスパイダーマン映画

AOLニュース / 2012年7月12日 16時20分

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日本でも絶賛公開中の『アメイジング・スパイダーマン』。その勢いはサム・ライミ監督による三部作といい勝負らしい。これまでに何度となく映画化の計画があった同シリーズだが、2002年の初映画化までには模倣とも思えるB級映画からジェームズ・キャメロン監督による"R指定"大作まで、日の目を見ずに消えていった「スパイダーマン」プロジェクトが複数あったのをご存じだろうか。

以下は<moviefone>が挙げた"幻のスパイダーマン作品"。

『悪魔のいけにえ』のトビー・フーパー監督による、モンスター版「スパイダーマン」
「スパイダーマン」映画化の権利を最初に獲得したのは、キャノン・フィルムズ(Cannon Films、以下キャノン社)だった。だが同社の経営陣のメナヘム・ゴーランとヨーラム・グローバスは(スパイダーマンの)コンセプトを誤って解釈し、1982年のホラー『怪人スワンプ・シング 影のヒーロー』のような作品を作りたがったとか。彼らは、ピーター・パーカー/スパイダーマンはマッドサイエンティストによって、"毛むくじゃら&手が8本あるタランチュラ・モンスター"になる姿をイメージし、そこで白羽の矢が立ったのがホラー映画界の巨匠フーパー監督だった。

"チャック・ノリス"スタイルの「スパイダーマン」、宿敵ドクター・オクトパスには『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』のボブ・ホスキンス
「スパイダーマン」の原作者スタン・リーがモンスター路線を却下したため、アクション寄りに方向転換したキャノン社。続いてチャック・ノリス主演の『地獄のヒーロー』や『地獄のコマンド』のジョセフ・ジトー監督に声をかけた。ここではドクター・オクトパス(本名はオットー・オクタビアス)とその研究助手ピーター・パーカーが実験中に変身してしまうという話だった。ドクター・オクトパスにはボブ・ホスキンスが候補に挙がり、さらに無名の俳優スコット・レヴァをピーター役にキャスティングしてPR写真まで撮ったのだが...。

今度はシュワちゃんがドクター・オクトパスに! ジェームズ・キャメロン版「スパイダーマン」
ジトー監督によるプロジェクトは結局、予算が大幅に削られたことで頓挫。その後数年間、キャノン社は財政難で破たんするまで低予算での脚本の練り直しを試みた。

窮地に陥ったキャノン社に対し、コロムビア・ピクチャーズが「スパイダーマン」の映画化に興味を示すが、同時に度重なる手直しも求めた。そこにジェームズ・キャメロン監督が参加し、彼はドクター・オクトパス役にアーノルド・シュワルツェネッガーを熱望した。

続・ジェームズ・キャメロン版「スパイダーマン」
結局、脚本も手がけることになったキャメロン監督。作品はワールド・トレード・センター頂上でのバトルでクライマックスを迎える予定だったのが、ブルックリン橋の頂上でのピーターとMJのラブシーンに度肝を抜かれる羽目に!?

「スパイダーマン」戦国時代
キャメロン監督は独立系の映画会社カロルコ・ピクチャーズで自分自身の「スパイダーマン」作品を作ろうと計画。プロデューサーから外されたゴーランはカロルコを訴えた。だがそうこうしているうちに、キャノン社やカロルコ、そしてマーベルまでもが破産を申請。MGMが(キャノン社の)ゴーランの資産を手に入れ、誰でも「スパイダーマン」の映画化ができるようになる。さらにキャノン社が持っていた映画化の契約期間も切れ、マーベルは会社を立て直すべく、ソニー/コロムビア・ピクチャーズに映画化を許可した。

その後も紆余曲折は続き、2002年にやっと映画版『スパイダーマン』(配給はソニー・ピクチャーズ・エンターテインメント)が公開された。同作ではサム・ライミが監督を務めたのだが、当初はティム・バートンやローランド・エメリッヒ、『ホーム・アローン』シリーズのクリス・コロンバス、デヴィッド・フィンチャーらが候補に挙がっていたという。続いて2004年には『スパイダーマン2』が、2007年には『スパイダーマン3』が公開された。

幻に終わったライミ監督の第4弾、第5弾
シリーズ3作でメガホンを取ったライミ監督。特に第3弾での観客の反応は残念なところもあったが、商業的には大成功を収め、第4弾製作はほぼ確実と思われていた。第4弾と第5弾には『ロード・オブ・ザ・リング』形式で連続ものにする案もあり、ソニーは第4弾の撮影前ながら、すでに第5弾と第6弾の製作も約束していた。

第4弾では当初、カート・コナーズ博士がヴィラン(悪役)のリザードに変身することを考えていたライミ監督。だがその後、"ヴィランは(リザードではなく)ヴァルチャー"という方向に。ソニーはジョン・マルコヴィッチがヴァルチャー役を、そしてアン・ハサウェイがフェリシア・ハーディ/ブラックキャット(こちらもヴィラン)を演じる方向で進めた。しかしながら、ライミ監督は第4弾の内容に納得せず、さらにソニーからクランクインの時期についてプレッシャーをかけられていたこともあってシリーズから離脱(シリーズ3作でピーター/スパイダーマンを演じたトビー・マグワイアも降板)。結局シリーズ第4弾以降は実現せず、代わりに今回のリブート版が作られることとなった。

<『アメイジング・スパイダーマン』予告編>

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