『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』エリカ・リンツ独占インタビュー

AOLニュース / 2012年11月1日 12時5分

『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』エリカ・リンツ独占インタビュー

10月20日(土)から28日(日)まで開催されていた第25回東京国際映画祭(TIFF)。その公式オープニング上映作品としても話題の映画『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』から、来日した主演女優エリカ・リンツにインタビューを試みた。


エリカ・リンツ。2001年、19歳でシルク・ドゥ・ソレイユに入団。映画の背景となる7つのショーのうちの一つ「KA(カー)」に出演した経験を持つ

- エアリアリスト(イゴール・ザリポフ)と舞うラストシーンは、見ていてとても美しかったです。ワイヤーなどがない中、アクロバティックなパフォーマンスで相手と息を合わせる秘訣は?

これまでイゴールとは今回のような空中でのパフォーマンスをしたことはなかったの。でも何年もお互いに知っていたし、別々ながら同じようなパフォーマンスをやったりして長年トレーニングを積んでいたから、すぐにお互いを信頼できたわ。訓練は1、2メートルと、地面に近いところから始めるの。それから高さを上げていくから、劇中のような高さでやるまでには、何千回も訓練することになるのよ。だから(高所でのパフォーマンスは)自分にとって、歩くように自然なことだったわ。おかげでキャラクターにもすんなり入り込めたの。

- アンドリュー・アダムソン監督や製作総指揮のジェームズ・キャメロンの第一印象は?

映画『アバター』や『タイタニック』でキャメロンの存在は知っていたけど、この作品に関わっているとは知らなかったの。だから初めて彼に会ったとき、最初は、本人だと知らずに普通にあれこれ話をしていたわ。「ジム、あなたは何の仕事を担当するの?」と聞いていたくらいだから(笑)。その後、彼がかの有名なジェームス・キャメロンだと知ってびっくりしたわ。だけどまず初めに1人の人間として彼のことを信頼できると思い、そんな人が自分の上司とわかったことは結果的に良かったはずよ。

アダムソン監督に会ったのも今回が初めてだったけど、なぜか"昔からよく知っている人"という気がしたの。彼は私を笑わせてくれるし、現場でもキャストをリラックスさせてくれたわ。

今回は素晴らしい人々に囲まれて、とてもラッキーだった。アダムソン監督は面白い人だし、キャメロンは細かい指示を出してくれる。私にとって3D映画出演は今回が初めてだったけど、2人のおかげでとても心強かったわ。彼らに導かれるように、この作品に参加したの。- 19歳でシルク・ドゥ・ソレイユに参加されたそうですが、これまでに影響を受けたアーティストやダンサーはいますか?

高橋典子さんね。彼女は同じシルク・ドゥ・ソレイユでも私とは全く違う技をするパフォーマーよ(※)。バトントワリングの世界大会で7回も優勝しているから、技術的に優れているのは明らかよね。それに加えて、ステージ上では、彼女が演じるキャラクターが「今、何を感じているのか」が見ている人の心に伝わってくるような動きをする人なの。その動きにどんな意味があるのかもわかるわ。プロ意識が高いけれど、謙虚な面もある。真面目さも面白さも持ち合わせているの。ステージにいる時も、そうでない時も素晴らしい人ね。とても尊敬しているわ。
- 今回はかなり壮大なファンタジー作品でしたが、今後も映画に出演したいですか?

幼い頃から、体操と演技の両方をやっていたの。それぞれ別々にやってきたけど、コーチからは「演技をしているほうが自然だ」と言われたわ。今後も演技に挑戦したい気持ちはあるけれど、肉体的にはまだ若いので、アクロバティックなパフォーマンスを可能な限りやっていきたいという気持ちもある。両方をやりたい ので、その中でバランスを取っていくのはきっと難しいわね。

- 最後に、映画をご覧になる日本のファンにメッセージをお願いします。

シルク・ドゥ・ソレイユのキャストはロシアや日本など、世界中から集まっています。ですが世界中の皆さんがラスベガスに来てショーを見ることは難しいと思います。最初にシルク・ドゥ・ソレイユの舞台を見たとき、私は「こんなことができるのか」と夢を見ることができました。今回の映画で、日本の皆さんにも同 じように感じてもらえたらと思います。「こういう夢があるのか」と感じていただけたらとても嬉しいです。

今回が初来日で、滞在先の部屋からは光り輝く富士山が見えたと嬉しそうに話していたエリカ。ラスベガスに10年ほど住んでいたので、光や照明、そして大きな建物は見慣れているものの、富士山のあまりの美しさに「心臓が止まった(!)」そう。

※シルク・ドゥ・ソレイユのプログラム「KA(カー)」で活躍する日本人女性

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また10月20日(土)のグリーンカーペットでは、シルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマーたちと共にカーペットを緑の川(グリーンリバー)に見立て、パラ ソルの形をした<夢の小舟>に乗ってパフォーマンスを披露したエリカ。映像から飛び出してきたような可憐な様子は、まるで妖精のようだった。



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