平成世代は知らない「とんねるず」の凄さ バラエティの地位を向上させた彼らの姿勢とは?

AOLニュース / 2013年11月18日 13時18分

平成世代は知らない「とんねるず」の凄さ バラエティの地位を向上させた彼らの姿勢とは?


お笑い界の「ビッグ3」といわれるビートたけし・タモリ・明石家さんまを始め、芸能界には"大御所"と呼ばれるお笑い芸人は複数存在しているが、「とんねるず」ほど世代間でその人気や思い入れに差が出る大御所はいないだろう。


とんねるずに関してネット上のアンチユーザーがよく書き込むことは、「面白くない」「実力がない」という意見だ。お笑い芸人の根本ともいえるこれらの資質の欠如を指摘している意見だが、自らのことを語ることがない性格の木梨はさておき、石橋はこの点について認めているところがある。

過去に石橋は、ピンでSMAPの中居正広とともに司会を務めていた歌番組『うたばん』の中で、「自分たちが売れたのは、実力と運でいえば、9割は運だ」「おれらより実力があるコンビはたくさんいた」と語っており、ゲスト出演したラジオ番組や雑誌のインタビューでは、木梨と自身を比べて、「タレントとしての実力は憲武のほうが圧倒的に上」と断言している。世間が持ってしまいがちなイメージとは異なり、とんねるずは自らの実力については至って謙虚なのだ。

しかし彼らは、「面白い」に特化するのではなく、「他のどの芸人もマネできない」ことを冠のバラエティー番組の中で展開していき、その点でナンバーワンに上り詰めたのである。その"マネできないこと"というのは、「群れない」、そして「自分たちだけでやる」という点だ。

普通、人気バラエティー番組には、主役である芸人以外にも多くの芸人が出演しているもの。とんねるずの同世代でライバルのダウンタウンが出演してきたこれまでの冠番組でも、彼ら意外に今田耕司、東野幸治、板尾創路、ホンコン、ココリコ、月亭方正(山崎邦正)といった実力派芸人や"いじられ役"の芸人が脇を固めてきた。現在、バラエティー界の最前線といわれる『めちゃイケ』、『ロンドンハーツ』、『アメトーク』といった番組でも、芸人は複数出演するのが基本だ。

対して、とんねるずの場合、彼らの全盛期を作り上げた『みなさん』、『ねるとん紅鯨団』(以下、『ねるとん』)、『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』(以下、『生ダラ』)といった代表番組において、お笑い芸人はほぼ彼ら2人だけという状況で番組を成立させてきたのである。そして、彼らの相手となったのは、『みなさん』ではチェッカーズや小泉今日子といったアイドル・歌手、『ねるとん』では素人出演者、『生ダラ』では定岡正二や錦野旦といった元スポーツ選手やバラエティー経験の少ない往年のベテランタレントなどであった。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
AOLニュース

トピックスRSS

ランキング