追悼・淡路恵子 「常に『勇者』でいたかった」

AOLニュース / 2014年1月15日 18時0分

追悼・淡路恵子 「常に『勇者』でいたかった」


1月11日、女優の淡路恵子が食道がんで亡くなった。
もちろん、淡路恵子といえば本職の女優としての功績が大きいが、僕を含め彼女の女優としての全盛期を知らない世代の中では近年バラエティ番組などに出演し『ドラゴンクエスト』愛を語る姿が印象的だ。


「ゲームをやり過ぎて腱鞘炎になった大女優」として登場した『アウト×デラックス』(フジテレビ)では「やる時は丸一日やっている」「3日目くらいには疲れる」とゲーム漬けの生活を明かしている。さらに"ホンモノ"っぷりを伺わせるのは、『ドラクエ』を終盤まで攻略しても、最後のダンジョンだけは手を付けないのだそうだ。セーブしたまま最初からやり直すのだという。なぜなら、なかなか出ない『ドラクエ』の次の作品が発売になるまでエンディングを迎えたくないからだ。

司会の矢部浩之が何とか話題をゲームからそらそうと恋愛の話を振ると「恋なんてバカバカしいこと言わないで!」とぴしゃり。もう恋愛には疲れた、と吐露した後、「『ドラクエ』は裏切らない」とキッパリと言い放ったのだ。

ゲームを通して仲の良くなった遠野なぎこにはよく『ドラクエ』の相談を電話で毎晩のように受けていたという。
そんな時、淡路は「そのレベルじゃダメだから3時間くらいその村の周りでウロウロして、戦え」などとアドバイスを贈った。それは淡路から遠野への人生訓のようだ。もしかしたら遠野なぎこは淡路恵子の話を聞きたくて『ドラゴンクエスト』を始めたのかもしれない。

「(人生と)同じでしょうね。あたしは常に『勇者』でいたいわけよ」(『芸能★BANG+』)

今のバラエティ番組で出演者がタバコを吸う姿はあまり見ることができない。しかし、淡路恵子は構わず堂々と吸っていた。タバコをふかす姿がとてもカッコいい人だった。

最後まで「勇者」として生きた女優・淡路恵子―――。そして伝説になった。

「『ドラクエ』がなくなったら?」と問われ「なくならない」とキッパリ言い放ち、それでもなくなったら、と問いただされて「死んじゃう」と答えた淡路。大好きな『ドラクエ』が最新作でオンラインゲーム化してしまったことを「冒険は1人 でするもの」と寂しそうに批判していたのが印象的だった。

文=てれびのスキマ(http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/)

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