超社会派問題作『トガニ』監督の新作『怪しい彼女』は本年度韓国映画No1?

AOLニュース / 2014年7月28日 18時40分

超社会派問題作『トガニ』監督の新作『怪しい彼女』は本年度韓国映画No1?


日本でも口コミで評価が拡散、本年度公開の韓国映画の中でナンバーワンの呼び声もウソじゃない『怪しい彼女』だが、まず腰を抜かしたことは、このハートフルな感動作と、鑑賞後に座席を立てない衝撃作『トガニ 幼き瞳の告発』(11)の監督が、同一人物だってこと! メガホンを握ったファン・ドンヒョク監督に作風が900度変わってしまった理由を問いただした結果、次作でゴリゴリの社会派を撮る可能性があることを我々だけにブチまけた!


『怪しい彼女』の詳細はね、公式サイトなどを観ていただくとして、さっそくハナシは作風一大チェンジの真相へ。まず『トガニ 幼き瞳の告発』(11)のPR来日でインタビューした際には、社会正義の実現や巨悪を野放しにしない使命感が映画を撮るモチベーションだったと言っていたが、今回の映画は何かを告発する作品ではない。映画を撮った目的は実に身近な人々への感謝の念の表出で、極めてパーソナルな作品になったことを説明する。

「母と祖母に、息子として孫として見せたい映画です。主人公の一人息子ヒョンチョル(ソン・ドンイル)の口を借りて、僕の感謝の気持ちを言っています。これ以上、息子のことは心配せずに、余生を自分のために過ごしてほしいと。母も祖母も青春は過ぎてしまったが、この映画を観ている2時間は青春を取り戻して、若い時代の幸せを味わってほしい。おそらく、誰かの息子ないし娘である人は、僕の気持ちがわかっていただけると思います」。


この『怪しい彼女』は家族のドラマで、70歳のおばあちゃんが20歳の女性(シム・ウンギョン)になってしまうファンタジー。前作『トガニ 幼き瞳の告発』(11)は、韓国本国で実際に起こった性虐待事件を暴いた問題作で、それにしても作風が違いすぎで180度、いや、540度違います! この点、ドンヒョク監督にとっても影響があったそうで、「実は今までどの作品を撮っても痩せていましたが、この映画を撮った時は、体重は落ちなかったですね。タバコを吸わなかったことも初めて。ストレスフリーな仕事でした(笑)」と告白。

ジャンルの問題なので、どういう作風でもドンヒョク監督の映画に変わりはないが、ショック作『トガニ 幼き瞳の告発』(11)のような作品もまた観たい。次回作では900度の路線変更を期待したいと言うと、ゴイスーな回答が! 「未定ですが、別のジャンルに挑戦したい気持ちがあります。SFとかですね。ただ、直近では日本の演劇で面白い作品があって、タイトルを直訳すると"親の顔が見たい"だったかな? 韓国でも上演しているイジメがテーマの演劇なので、これを映画化で扱えば、もう1回社会派に戻って来ますよね(笑)」。

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