フローレンス・ウェルチ、デビュー盤と新作を語る!

AOL ミュージック / 2012年2月1日 16時0分

Filed under: インタビュー, リリース, ロック

2009年のデビュー盤『Lungs』に続き、2011年秋には待望のニュー・アルバム『Ceremonials』を発表したフローレンス・アンド・ザ・マシーン(日本盤は1月25日発売)。その中心人物であるフローレンス・ウェルチに<Spinner>がインタビューを試みた。

Spinner: 『Lungs』がリリースされたのは2009年ですが、今回の新作『Ceremonials』とのタイムラグがあまり感じられない気がします。『Ceremonials』には、もう少し早く取りかかりたいと思っていたのですか?
フローレンス・ウェルチ: どうかしら。今回のアルバムの楽曲は、長いこと存在していたような気がするの。私と3年ほど一緒にいた曲もあるわ。最初のアルバム(『Lungs』)のうち何曲かは、自分が17歳の頃に書いたものだしね。だから(自分と数々の楽曲は)何年も一緒に居続けた気がする。私にとって大切なのは、自分が目指したいサウンドについてのアイデアが明確だったってことね。それに、1人のプロデューサーと共に、1つの場所でやりたいってことも。だからそういう意味では、すべてがスピーディーに進んでいったのかな。

「Shake It Out」フローレンス・アンド・ザ・マシーン

S: サウンドに関していうと、あなたは何を成し遂げようとしていたのでしょうか? ほかとは違う、どんなことがやりたかったんですか?
フローレンス: アルバムにおいては、全体的なサウンドにまとまりがあるってことが一番大事よ。それと同時に、私はちょっとアグレッシブなものを目指していたんだと思う。サウンドを開発したりとか。ドラムやベースのパートを増やしたりして、ちょっとヘビーな方向に向かって行ったかもしれないわ。自分の頭の中では電子ドラムのサウンドがガチャガチャと音を立てていて、巨大なサブベースを使うっていうアイデアもあった。『Lungs』でやっていたようなサウンドも取り入れたいと思っていたし、実際にそうしたわ。3枚目のアルバムではどうしようかなんて、私にはまだわからない。だけど(これまでの作品とは)完全に逆の方向へと行かなくちゃいけないんでしょうね。

S: 今回は最初のアルバムよりも、自分自身の性格をより反映させていると思いますか?
フローレンス: わからないわ。最初のアルバムは、17歳から22歳までの私を投影したものだった。今回は、自分が何者であるかをより反映したものだと思っているの。『Ceremonials』は、自分の人生の1つの時期を反映しているってことね。

S: 今回のアルバムでは、アメリカでのレコーディングをオファーされましたよね。それを断った理由は?
フローレンス: 最初は私も乗り気だった。だけど急に、アメリカでレコーディングするのは荷が重すぎると思ったの。だって、自分たちはそこ(アメリカ)からどこへ戻っていくの? それに私は、サウスロンドンに自分を戻す必要があるとも感じていた。すべてはサウスロンドンで始まったし、さらにいろんなことを経験した場所でもあるしね。

S: アビイ・ロード・スタジオでレコーディングをされましたが、ザ・ビートルズが多くのアルバムを録音した場所でレコーディングするというのは、どんな感じでしたか?
フローレンス: 実際のところ、みんなとてもリラックスしていたわ。雰囲気はとても良かったし、作業をするにはやりやすい場所でもあったの。だけど特別な何かがあったのも確かね。そこで歌うのは、非常にスペシャルなことなんだって気分にもなった。

S: "2年目にやって来るひどいスランプ"について、いろんな人に聞かれることも少なくないと思います。『Ceremonials』のレコーディング中には、そのことが頭をよぎったりもしましたか?
フローレンス: レコーディングを始めるのは、私にとってとてもエキサイティングなことだった。私たちはずっとツアーに出ていたから。アメリカでのツアーや、最初のアルバムのためのツアーをしてから、まっすぐにスタジオへと戻ったの。アメリカではツアーをしては、ソーホーにある隠れ家的なスタジオにこもっていた。サウスロンドンとソーホーという、2つのお気に入りの場所があってラッキーだわ。最初のアルバムを作るのは大変だったと思う。プレッシャーもかなりあったし。でも今回はそうでもなかったし、むしろやりやすかったわ。

S: 今回の『Ceremonials』と比べて、最初のアルバム『Lungs』で大変だったところは?
フローレンス: 『Lungs』は私にとって最初のアルバムだったし、クリティックス・チョイス・アワードで賞をもらった作品でもある。メディアからもかなり注目されたわ。多くの人目にさらされたけど、無防備でもあったの。当時はあまりにもいろんなことが一度に起きたものだから、自分でもいっぱいいっぱいになってしまっていたわ。

【関連記事】

AOL ミュージック

トピックスRSS

ランキング