ブルース・スプリングスティーン、ニューALでアメリカへの怒りを訴える

AOL ミュージック / 2012年2月21日 17時0分

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ブルース・スプリングスティーンがパリでニュー・アルバム『Wrecking Ball』の記者会見を行い、現在のアメリカに対する彼の失望について語った。

スプリングスティーンは<The Guardian>の取材に対し、「アメリカ国民に対してなされてきたことは間違っていたし、非国民的で、非アメリカ的だ。でも誰も責任を取っていない。俺の音楽には本当の愛国主義が横たわっているけれど、それは同時に批判的で、疑問を投げかけ、時に怒りすら含むものだ」とコメントしている。

「『あなたはこの電車に乗れない』なんて言う国はアメリカじゃない。今の社会は崩壊するポイントを迎えている。今のように分断された社会では文明なんて生まれない」とし、今年11月に控えた大統領選に向けてオバマ大統領をサポートする可能性を示したが、2008年当時程公な活動はしない可能性があると言及。「俺は道路の片側だけについて語る主義じゃない。でもブッシュ時代は酷過ぎたから、何かしなければならなかった。本当に酷い時代だったんだ。俺はオバマ氏を支持したが、良かったと思っている。ただ、通常は傍観者の位置にいるべきだ。アーティストは籠の中のカナリアなんだから」と説明している。

スプリングスティーンは、第1期オバマ政権について、法律成立の実効性、ウサマ・ビン・ラディンの殺害、政府上層部のクリーン化に関しては評価しているが、まだまだ大企業が政府に対して干渉していると指摘。またグァンタナモ米軍基地はもう閉鎖していておかしくないと主張した。また「ウォール街を占拠せよ」に始まる一連の活動について「あの活動はアメリカ国民の会話を変えた。経済的な平等性について国民が話し合うようになってきたんだ。これは20年間に渡ってアメリカでは行われてこなかったことだ」と評価している。

今回のアルバムには以上のような疑問や怒りが盛り込まれているとし、「何か不満がある状態でプレイするロックは間違いない存在だ。俺は常にアメリカの夢と現実の距離を見極めてきたんだ」と強い気持ちでアルバムを制作したことを語っている。

ワールドツアーは、3月18日にアタランタからの全米ツアーからスタートし、5月から7月末までのヨーロッパツアーを経由して、年内に2度目の全米ツアーという形で予定されているが、まだ正式には決定していない。

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