ジェイムス・ブレイク、ボン・イヴェールとの再コラボや新作を語る

AOL ミュージック / 2012年4月18日 18時15分

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ダブステップの影響を受けたシンガーソングライター、ジェイムス・ブレイク。2011年初めにファイストの「Limit to Your Love」のカバーでブレイクして以来、彼は初めての充電期間に入っている。

マーキュリー賞のノミネートや多忙なツアースケジュールといった、称賛と成果の間にあり、今年2月には、カーネギー・ホールでの第22回チベットハウス・ベネフィットコンサートで、フィリップ・グラスやルー・リード、ローリー・アンダーソンといった前衛的な音楽の伝説的存在との共演も果たした彼に、<Spinner>がインタビューを試みた。

Spinner: 最近は何をしているんですか?
ジェイムス・ブレイク: いろんなことをやってるよ。リラックスしたり、ツアーがもたらしたものから距離を置くのが主だけどね。ツアーの後は、(普通の)人生に自分を適応させるんだ。ツアー中は、いろんな考えが複雑になっている気がする。でもツアーから戻ると、あれこれ考える余裕ができてるってわけさ。

"クラブ系"の新曲に取りかかっていると聞きましたが。
そうだよ。最近歌っているのはかなりクラブ系のものばかりだね。だけどそれは、クラブに行く時間が増えたからさ。そりゃ影響も受けるよね。この頃はDJもかなりこなしている。すごく楽しいんだ。

いいですね。新作はどんな感じになるんでしょうか? 瞑想的なもの、それともダンスフロア系?
もうちょっとだけ、アグレッシブなものになると思うよ。"さらに"アグレッシブというわけじゃないんだけど、何ていうか...それはただ、自分がどう感じるかだね。クラブ系の楽曲を作るという意味では、電子的なものに影響されているものかな。すべてにおいて電子的なに影響はされているとは思うけど、今はまた別の方法で影響を受けている気もする。

マウント・キンビーとは再び一緒にやるんですか?
そうだよ。(マウント・キンビーの)カイがこの前、僕の家に来たんだ。僕らはあれこれ話をしたから、やらない理由なんてないね。

ボン・イヴェールのジャスティン・ヴァーノンとは?
僕がアメリカに行ったときは、可能な限り彼のもとを訪れようと思っているよ。ジャスティンもロンドンに来ることがあるだろうね。お互いに、また一緒に何かやりたいと思っているんだ。個人的にもウマが合うしね。彼は素晴らしい人さ。僕のコラボには人間関係が基本にある。(レコード会社の)A&Rによるものじゃない。

インスト曲はどうですか? 今まだ取りかかっているのか、それとも新作は歌がほとんどなのでしょうか?
いや。インスト曲はたくさんやっているよ。自分の頭の中で鳴り響いている曲もあったりするから、今こそ、そういったものを形にして発表すべきだね。いくつかやったし、最近でもまだ取りかかっている。インスト曲は歌の寝床みたいなものだね。2枚目のアルバムを手にした人は、旅を経験したことがわかるだろうし、もしどこに行ったとしても成長した自分を見つけることができるんじゃないかな。

そうですね。我々があなた(の歌)を初めて聴いたとき、あなたが歌ったなんて誰も気づいていませんでした。
そりゃいい。それはあなた方がかなり最初の段階で僕の歌を聴いたってことだろうから。

YouTubeのビデオが回覧されたこともありますし、我々が以前からHot Flush(レーベル)に夢中だったこともあります。
すごいね。そういった類の音楽が素早く、遠くまで届くのはオドロキだよ。

少なくともニューヨークでは注目されていましたよ。
そりゃクールなことだね。正直なところ、イギリスの人たちより多いかもな。

ところで、アメリカのダブステップはヨーロッパやイギリスではどう思われているのでしょうか? ここ(アメリカ)ではかなり流行っているので。
わからないな。思うに、インターネットが物事をさらに広めたのは明らかだよね。何を聴くのが好きなのかにかかわらず、今ではアクセスする方法がある。それと同時に自分が嫌いなものを無視する方法もある。いわゆるダブステップ、いわゆるハウスって音楽に関して、皆同じものを聴いているわけじゃないんだよ。

あなたがダブステップの成長を目の当たりにできるのは興味深いことです。ダブやガレージからブリアルへと、そしてジョーカーとともにヒップホップの影響を受け、そういったものが今のアメリカで人気を博している。それはダンスミュージックよりもむしろ、コーン(Korn)やメタル音楽とつながっているというわけです。
それは面白いね。大学の時にハードコアバンドに在籍していた友人がいた。1人が歌い、別の1人はギターを担当していた。皮肉なことに、ハードコアに傾倒していた多くの人たちは、非常に幅広い音楽のテイストを持っていたことがわかったんだ。彼はまた、才能あるトロンボーン奏者でもあったし、僕にあらゆる音楽を紹介してくれた。2006年あたりだと思うけど、僕はメタルとダブステップの類似点が拍子記号の観点にあると気づいたんだ。ハードコア・チューンにある半音のセクションはパーカッションのように感じられたし、拍子記号への姿勢、そして全体の半音はとても似ていたんだ。

間違いなくそうですね。例えばデリンジャー・エスケイプ・プランとか。
そう、そう。かなり多くのジャンルに、重なる部分はあると思っているんだ。それにダブステップには、他の多くのジャンルに影響を与えるような枠組みがあるとも思っている。僕は自分の音楽的なアイデアをこの枠組みの中に含む方法を見つけたんだ。だから、同じことをやっている人たちを責めたりなんかできないね。とてもクールだと思っているよ。

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