アンディ・ウォーホルのスケッチがガレージ・セールで5ドルで売却!?

AOL ミュージック / 2012年5月2日 16時20分

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先日イギリス人のビジネス・マン、アンディ・フィールズが、ラスベガスでのガレージ・セールで、ある男性から5ドルで手に入れたスケッチ。実は後になってそれがアンディ・ウォーホルによるもので、実際の価値は実に200万ドルにものぼるであろうことが分かった。

男性の叔母はウォーホルの幼少の頃に彼のベビーシッターをしていたという。フィールズ氏が発見した、他の作品の裏に隠されていたこの絵は、1930年代当時に人気だった歌手ルディ・ヴァリーを描いたもので、恐らくウォーホルが11歳の時に描いたと予想されている。

すでにウォーホル特有の鮮やかな色合いやポップなセンスが窺える点で、この作品は価値が高いようだ。9歳の時に舞踏病を患い自宅でラジオを聞き、絵を描いたりする時間が多かったことから、このスケッチがその頃のものだろうと考えられているようだ。

描かれているヴァリーは "クルーナー" と呼ばれる低く滑らかな声の歌手で、プレスリーやシナトラなどの歌手達の先駆けのような存在。史上初のラジオのトークショー番組「ルディ・ヴァリー・アワー」で司会を務め、初めて黒人ミュージシャン達をラジオ番組にゲストとして招いたのも彼だ。ルイ・アームストロングやジョセフィン・ベーカーらはその感謝を込めてニューヨークにある自分たちのクラブにルディを招待している。他にも名曲「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」を初めてレコーディングしたり、自伝を執筆したり、60年代にはブロードウェイの舞台に登場し華々しくカムバックを果たしりと幅広く活躍した後、1986年に84歳でこの世を去っている。これはウォーホルが58歳で亡くなる1年前のことだった。

ウォーホルはアーティストとして有名になった後も、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドをプロデュースし、バンドの音楽を自分のアート・ショーで使用するなど、自身のアートに音楽の要素を持ち込むという試みは続けていた。

さて、結局高値がついたこの作品、フィールズ氏は売却することはせず、美術館などがアプローチしてくるのを待っているのだという。「この作品は一般に公開されるべきなんだ」とコメントをしているようだ。

ニュース映像:アンディ・ウォーホルのスケッチがガレージ・セールで5ドルで買った男

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