ニュー・アルバムでダークな一面を明かしたノラ・ジョーンズにインタビュー

AOL ミュージック / 2012年5月21日 16時50分

Filed under: Spinner, インタビュー, リリース, Norah Jones

デビュー・アルバム『Come Away With Me』のリリースから早10年、この間にシンガー・ソングライターとしても大きな進化を遂げたノラ・ジョーンズ。デンジャー・マウスことブライアン・バートンがプロデュースを務め、ノラのダークな領域を開拓した最新アルバム『Little Broken Hearts』にも、その進化は顕著に表れている。そんなノラに<Spinner>がインタビューを試みた。


Spinner: ニュー・アルバムは『Little Broken Hearts(直訳:小さく傷ついた心たち)』というタイトルですね。恋愛にまつわるコンセプト・アルバムのようにも思えるのですが。

ノラ・ジョーンズ: たぶん、すべての曲が密接につながっていて、1つの大きなイメージを作り上げているんだと思うわ。でも当初は私たちにそういう(コンセプト・アルバム風にする)つもりはなかったの。私たち--つまり私とブライアン(・バートン)のことだけど--が曲に書こうとしていたこととか、一緒に作ろうとしていたものって、結局のところ、壁に物を投げつけて、そこに何が張り付くのか観察していたようなものだから。私たちって親友なの。お互いのことを本当によくわかってる。だから2人の感情にあまり大きな隔たりはなかったわ。私たちは人間であることとか、みんなが経験する感情とかについて話し合ったりしていたの。それが最終的に、作品として形になったんだと思う。

このアルバムは、恋愛問題が発端となって生まれたのですか?

私たちは誰しも恋愛にまつわる問題を抱えているものでしょ(笑)。私も同じよ。でも私の場合は、誰もが経験すること、要するに、恋愛関係の終焉のことを経験しながら、こういう曲を書ける恵まれた境遇にいるというだけ。だから常にネタには困らないの。何かが終わるときって、本当にいろんな局面を経験するものよ。友人関係だってそう。別にロマンスである必要はないわ。腹が立ったり、悲しかったり、復讐してやりたくなったり。そういうあらゆる種類の感情って、多くの人が経験するものでしょ。たぶん私たちは、そのあたりを少し探ってみたんだと思うわ。

デンジャー・マウスとのアルバム制作はどうでしたか?

素晴らしかったわ。最高の一言よ!

今回のアルバムを制作するにあたって、あなたたち2人は何か特別な手法を取り入れましたか? おそらく他の作品とは少し違った部分があったかと思いますが。

そうね、私の他のアルバムとは明らかに違うわ。というのも、私はいつも曲を用意してスタジオ入りするんだけど、今回のアルバムに関しては、何も持たずにスタジオに入ったから。曲はすべて、スタジオで(ブライアンと)一緒に書いたの。そこが(これまでの作品とは)全然違ったかな。でも彼との制作はすごく気楽なの。スタジオでは彼がリラックスさせてくれるし。プレッシャーはあまりなかったわ。

アルバムを追うごとに、音楽的にも作品の内容も進化を遂げているように見受けられますが、デビュー作「Come Away With Me」を振り返ってみて、今回のアルバムでノラ・ジョーンズとしてもっとも成長が見られる部分はどこだと思いますか?

それに関しては、自分で言葉にするのは難しいし、客観的な意見になってしまうけど、たぶんソングライティングの点(で成長したと言える)かな。1stアルバムで2曲、いや2曲半かも...を自分で書いたけど、曲作りについて多くを学ぶようになってからは、もっとたくさん自分で書いてるし。まあでも、すべての面がいい方向に進化していると思いたいわ。でもどうかな、それって恐ろしい質問ね(笑)。

(4月25日に日本先行発売、5月1日に世界に向け発売された)『Little Broken Hearts』について、当然いろんな批評が出ているかと思いますが、それらを読んで「どうしたらそういう解釈になるわけ?」と頭をかきむしりたくなったりはしませんか?

たまにあるわよ。自分ではそういうのを読まないようにしているんだけど。頭がおかしくなりそうだから。でも時々、「へえ、みんなこんなふうに思ってるんだ」っていうこともあるし。当然、いい意見もあれば、そうじゃないのもある。でもそれで構わないわ。みんなそれぞれ自分なりのイメージっていうものがあるだろうし、それで別にいいと思う。

ニュー・アルバムを携えてツアーに出ますよね? リトル・ウィリーズも一緒でしょうか?

(ツアーには)出るわよ。でも彼らとではないの。1月にアルバムを作ったバンドと一緒に回るわ。カントリー・バンドよ。私には(リトル・ウィリーズの)他にも、もう1つバンドがあるのよ。

ノラ・ジョーンズ「ハッピー・ピルズ」PVの視聴はこちらから

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