【ロラパルーザ】ジャック・ホワイト、フローレンスらが登場! その2

AOL ミュージック / 2012年8月10日 16時30分

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記録的な嵐の中で豪華出演陣が雨上がりの熱演を繰り広げた2日目は、このフェスの歴史に新たな伝説を刻んだ。今回は一晩明けて最終日を迎えたロラパルーザの様子をお伝えしよう。

1日目と2日目に負けない、最終日の豪華なラインナップに、観客たちは朝から期待を胸に会場へと向かった。天気も回復し、ぬかるんでいた地面も乾きつつある中、まずはオーバーホーファーがメインステージで骨太なロックを展開。デビル・メイクス・スリーとトランプルド バイ タートルズは卓越した弦楽器演奏をたっぷりと聴かせ、南側のステージではリトル・ドラゴンやダム・ダム・ガールズも観客たちの眠気を覚ますパフォーマンスを見せつけた。そしてオーディエンスの多くが期待に胸を踊らせていたシガーロスが登場すると、瞬く間に会場は彼らの幻想的な音世界に染まった。コーラス隊とミニ・オーケストラを従え、ヨンシーの声が響き渡る。その間トロイ・モアが対照的なレトロ・ダンス・グルーヴで観客達を踊らせ、ギャスライト・アンセムは伝統のアメリカン・ロックを響かせていた。

そしてこの日の目玉のひとつ、フローレンス・アンド・ザ・マシーンの出番が近づくと出演ステージには列が並び始める。ひとたび演奏が始まると、フローレンス・ウェルチの圧倒的なまでのボーカルで会場は彼らの世界一色に。会場の熱狂に後押しされ、その声は留まることを知らないかのように響き渡った。

そしてもうひとつの目玉、再結成を果たしたアット・ザ・ドライヴ・インが、精密かつ爆発的な演奏でパンクスもメタル・ファンもプログレ好きもまとめて圧倒する。彼らのステージが観たくて訪れたファンも多かったはずだ。

そしてこの最終日のヘッドライナーはジャック・ホワイト。ホワイト・ストライプス、ラカンターズ、デッド・ウェザーを経て本人名義での活動を開始し、現在大規模なツアーで世界中を廻っていた彼がついにロラパルーザに登場するとあって、本人も感慨深かったはずだ。熱狂的な大観衆に迎えられ、ソロデビュー・アルバムからの勢いのあるナンバー「Sixteen Saltines」で飛び出した。ジャックが行っている現在のツアーは、オール女性編成とオール男性編成のバックバンドを状況ごと意使い分けているのだが、この日は男性バージョンでスタート。女性バージョンで演奏するときは曲に対するアプローチが変わってくるのだと以前本人が話していたが、この日のバージョンでは勢いと肉体性溢れる演奏が展開されていた。ストライプス期のナンバー「Dead Leaves And The Dirty Ground」はギターではなくピアノで歌われ、ブルージーさがより際立っていた。そして後半から女性バージョンにスイッチ。ステージセットはそのままで楽器だけメンバーに受け渡されるという方式のため、なおさら演奏の対比が際立つ。ジャックのパフォーマンスもメンバーチェンジに影響されてか、前半とは違ったニュアンスが生まれていた。

ジャック・ホワイトというアーティストのあらゆる顔を余す所無く網羅できるようなステージングとセットリストで、彼が今歴史的なソングライターになりつつあることを改めて感じられるライブであった。ロラパルーザの最終日の大トリとしてこれ以上ふさわしいアクトは無いという圧巻のステージングで3日間のフェス締めくくられた。ようやく乾いた会場の地面を歩きながら名残惜しそうに帰路に就く観客たちの顔は、一様に満足げであった。


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