上原浩治「巨人復帰」の裏で「球界フィクサー」暗躍
アサ芸プラス / 2018年3月19日 12時56分

カブスからFAとなった上原浩治(42)は今季もメジャーリーグでのプレーを望んだが、結局オファーは届かず、巨人からのラブコールを受けて10年ぶりに古巣でプレーすることを決めた。
だが、このベテラン右腕の古巣復帰には巨人にとって必ずしも「御の字」と言い切れない不安要素があるのも事実なのだ。昨季までバリバリのメジャーリーガーだった点を考えれば当然、能力に関することではない。上原には裏で糸を引く“フィクサー”の存在が噂されているからである。NPB関係者が明かす。
「あのX氏ですよ。前巨人監督・原辰徳氏(59)の右腕と呼ばれ、球界内にも幅広い人脈を持つメディア関係者です。実際、X氏の息がかかった媒体は2月28日に、上原が『MLBの球団とメジャー契約できなければ今季で引退する』としていた前言を撤回し、日本球界復帰を視野に入れ始めたことを本人のコメント入りで独占スクープ。X氏が絡んでいることは、間違いない。ちなみに、巨人在籍時代から上原はX氏と関係を密にしており、両者の親しい間柄は球界にも広く知れ渡っています」
X氏といえば、どうしても気になるのが「悪評」だ。週刊アサヒ芸能も再三指摘し、球界全体に大きな波紋を広げたことは記憶に新しい。原監督時代、外様でありながらチーム編成など巨人の内部事情に食い込み、さまざまな面でしだいに幅を利かせるようになった。フロント入りまで画策していたとされ、幹部クラスからも「要注意人物」としてマークされるようになったのだ。15年オフの原監督退任を機に追い出しに成功したと見られていたのだが‥‥。
「X氏に全幅の信頼を置く上原の古巣復帰に乗じて再び球団内で暗躍しようと動き出すのではないかと。実は、上原は巨人ラストイヤーとなった08年のシーズン中、当時の原監督や球団側との間に起用法を巡って確執が生じたんです。そのイザコザが残ったまま海外FA権を行使し、メジャーへ移籍したこともあって、原監督の右腕だったX氏とも一時はギクシャクしかけました。ところが、これがX氏の剛腕なのか、最終的に彼は上原との関係を修復し、原氏とも自身を通じて“和解”させたと言われている」(前出・NPB関係者)
そしてまた、今回の復帰劇の裏にちらつくX氏の影──。
上原が巨人に対しては、いいイメージを持っているとは言いがたいことから、事情はより複雑な様相を呈している。
「プロ入り前からメジャー志望だった上原ですが、強引な根回しによりメジャー行きを撤回して巨人入りした。にもかかわらず、ポスティング・システムによるメジャー移籍は突っぱねられ、海外FA権獲得まで涙を飲み続けるしかなかったんです。一方のX氏も、同じく巨人から“追放”された立場。そのX氏がフィクサーであったならば‥‥。もともと上原は割り切った考えができる選手なので、好条件が用意されたこともあって過去の思いは封印して、巨人への復帰を決意しただけかもしれない。だからこそ、そこに真の“ジャイアンツ愛”を感じることはできません。上原とはまったく生年月日が一緒で仲のよい、指揮官の高橋由伸監督(42)ともX氏は密な関係を築いていましたから、役者がそろった感はあります」(球界関係者)
時代が繰り返すように、球界フィクサーにチームをかき回されはしないか。球団内からはこんな嘆きの声も複数出ているという。
「今の幹部たちは原政権時代を知らない人がほとんど。X氏の存在もよくわかっていないし、その影がチラつく上原の“身体検査”もロクにしていないようだ」
はたして上原は、巨人にとって本当の「救世主」となるのか。さまざまな観点から、X氏が巨人浮沈の鍵を握ることになりそうだ。
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