美輪明宏、赤木圭一郎との関係を告白
アサ芸プラス / 2012年12月12日 9時59分
すでに触れているが、美輪明宏を語るうえで、数々の男性との出会いや別れがあったことは外せない。
中でも、70年に自決した文豪・三島由紀夫(享年45 )との親密な関係はあまりにも有名である。
「2人が初めて出会ったのは、まだ美輪が10代の頃だった。2度目に会ったのが、美輪がバイトしていたゲイバーで、客として訪れた三島に気づいた美輪は働いているところを見られたくなくて、とっさにトイレに身を隠したというエピソードがあります」(文壇関係者)
三島を男として強く意識する様子を、現在の怖いもの知らずな美輪の姿と比較すると、よりいじらしい。
回を重ねるごとに、2人はお互いを尊敬し合っていったようだ。すでに作家としての地位を確立していた三島は、早くから歌手・美輪(当時は丸山)の才能を高く評価したのである。
三島が脚本を書いた舞台「黒蜥蜴」は美輪主演でヒットし、三島の没後も何度も再演されている。
映画版「黒蜥蜴」(松竹)では俳優同士としてキスシーンも演じた。
まるで三島が行くところに、美輪の姿があるような状態で、三島は58年に結婚したが、美輪が「愛人」であるのが公然の秘密かのように語られてきた。
「ところが、美輪さんはその話になると完全否定してきました。尊敬の対象であり、『セックスにつながる愛情を持つのは冒瀆だと思う』とまで話していた。三島が自害したあとには、生前に『キミの唯一の欠点は俺にほれないことだ』と言われたことを明かしていますが、それ以上の関係ではなかったと主張し続けているんです」(前出・元出版関係者)
その一方で、美輪が愛し合っていたことを公表している相手もいた。
日活映画で石原裕次郎、小林旭に次ぐ「第三の男」と呼ばれた、赤木圭一郎(享年21)である。
赤木は61年、映画の撮影現場で休憩中に不慮の事故にあい、この世を去った。
「関係が公になることを恐れ、美輪は葬式に顔を出すこともありませんでしたが、その急逝から7年ほどたって、彼のことを『トニー』と呼び、『愛し愛されていた』ことを雑誌で告白しました。赤木の死後には、悲しみで代表曲『愛の讃歌』がまともに歌えなくなってしまうほどショックだったそうです。その時、叱咤激励したのが三島だった」(前出・ベテラン芸能記者)
恋多き男、美輪が噂になった相手はこれだけではない。
「69年に舞台『マタ・ハリ』で共演した岡田眞澄(享年70)とは、キスシーンを何度も演じたことで親密になったと騒がれた。しかし、2人そろって精神的な結び付きであることを強調して否定しましたね。岡田の他にも田宮二郎(享年43)や天知茂(享年54)らの名前が取りざたされたこともある」(前出・ベテラン芸能記者)
いずれにせよ、表現者として才能ある男たちを愛してきたことが刺激となり、のちに黄色い髪の毛となる怪人の類いまれなる能力を開花させたのではないだろうか。
そうした出会いへの感謝か、年を重ねた怪人は、新たな才能を育てるために、若い男たちの面倒を見ることもいとわないようだ。
「舞台に抜擢した無名俳優を舞台後も食事に誘い、自分の事務所にまで招いてよくしてくれるそうです。その際、まるで自身の半生を確認するかのように、『私は天草四郎の生まれ変わりで、三島由紀夫にも愛された』と教えて聞かせるといいます」(舞台関係者)
そして、自分自身が芸事に関して現役であることにも、人一倍こだわっているという。
「美輪さんは常に発声練習をしないと衰えるというストイックさで、現在でも独特の呼吸法で歌唱力を維持しています。今回の紅白出演はテレビではレアな映像ということもあり、また多くの視聴者を感動させてくれるでしょうね」(NHK関係者)
芸能レポーターの石川敏男氏が言う。
「今でこそおネエタレントがお茶の間の人気者になっていますが、差別される時代に美輪さんが戦ってきたおかげで今という時代がある。50年前にはオファーを蹴った紅白に美輪さんが出ることで、世間の目を変えたという時間の流れや重みを感じますね」
今年の紅白は桃組が優勢のようである。
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