「隠れ重大病」の恐怖前兆(1)50代の半数が「隠れ脳梗塞」

アサ芸プラス / 2013年2月5日 9時58分

「異常ナシ」という健康診断の結果に慢心してはいけない。脳梗塞に倒れた美人アナも健康には自信があったというのだから‥‥。健診ではわからない「隠れ病」は数多く、時に重大な結果を招くことさえあるのだ。自分の体が発するわずかな“前兆”を見逃すな!

 先頃、「軽度の脳梗塞」を患い、休養宣言したテレビ東京の大橋未歩アナ(34)。読者諸氏にしてみれば、あの美貌と巨乳がしばらく拝めないことに、さぞ落胆していることだろう。いや、後遺症もないとのことで、復帰後にはスケールアップした下ネタ発言を炸裂させることに、早くも期待する諸氏もいることだろう。

 しかし休養宣言の内容に注目してもらいたい。大橋アナはこうつづっている。

〈今まで健康診断でも血圧やコレステロールで注意を受けたこともなく、まさか自分がと驚きました〉

 そう、大橋アナの症例は決して他人事ではないはずだ。特に大橋アナの人妻の色香に欲情していたオヤジたちは健康体そのもの。健診でも〈異常ナシ〉となっているのではないか。まさに、“明日は我が身”なのだ。

 さっそく脳神経外科医で「眞田クリニック」院長の眞田祥一氏に聞いた。

「脳梗塞とは動脈硬化などの進行で、脳の血管が詰まったり、狭くなったりすることで、血流が止まり、脳の一部が機能しなくなる状態です。ある日突然、発症するように思われがちですが、数ミリの微小な脳梗塞が出現して、その数が増えていくことで本格的な脳梗塞に発展してしまうのです。一般的な健診では脳梗塞の有無までは調べません」

 眞田氏は、この微小な脳梗塞を「隠れ脳梗塞」と名付け、早くから注意喚起してきた医師だ。さらに、解説を続けてもらおう。

「『隠れ脳梗塞』は医学的な専門用語で言えば、一時的に目がかすんだりする軽い症状が出る『一過性脳虚血発作』と、まったく症状がない『無症候性脳梗塞』があります。40代では3人に1人、50代では2人に1人の割合で発見されます。投薬治療や生活習慣の改善などに努めなければ、5年以内に『隠れ脳梗塞』の3割の人が大きな発作に襲われるという報告もあります」

 恐らく大橋アナも、この「隠れ脳梗塞」だったのだろう。1月上旬に体調不良を訴えたということは、軽い症状が出る「一過性脳虚血発作」の可能性もある。早期に発見できたことは本当に幸運なのであった。

 では、症状がない「無症候性脳梗塞」は、どうやって前兆に気づけばいいのか。

 前出・眞田氏が言う。

「当医院で『無症候性脳梗塞』と診断された患者さんの統計を取ってみると、特に中高年の患者さんの受診のきっかけでダントツに多いのは、“めまい”でした。MRI診断を受ければ、簡単に『隠れ脳梗塞』は発見できます。脳ドック、もしくは比較的安価な簡易脳ドックでもMRI診断は受けられます。投薬治療をしなくとも生活習慣の改善だけで『隠れ脳梗塞』は進行を抑えられます。早めに気づくのが肝要でしょう」

 忙しさにかまけて、「めまいぐらい」と放っておくべきではないのだ。

アサ芸プラス

トピックスRSS

ランキング