ビートたけしの名言集「“最低なライブ”の『DVD出せねーか?』」

アサ芸プラス / 2019年9月14日 17時57分

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 今週も「ビートたけし単独ライブ」の話から──。

 2014年秋、何の前触れもなく、秘密裏に初開催された殿の単独ライブも、先日の名古屋公演で8回目を迎えました。思えば第1回目のライブは、客席240程度、料金3500円という“芸歴8年目くらい”の、あまり売れていない若手芸人の単独ライブのような規模での開催でした。もちろん、まったく宣伝もせずに売り出したチケットは、販売同時に瞬殺でソールドアウト。翌日にはネットオークションで7万3000円まで高騰して、落札される事態となったのです。

 とにかく、年に2回程のペースにて、殿は現在進行形でライブを開催しては、オール放送禁止のネタを2時間程、生のお客さんの前でしゃべり倒しています。ちなみに、次回開催は12月、開催地はまだ未定です。

 で、そんな殿のライブも、ここ3回は、熊本、仙台、名古屋と“あなたの街にビートたけし”をキャッチコピーに、地方での開催が主流となっています。そうなると、噂を聞きつけた各地方のテレビ局やイベント会社の方々から「ぜひ次はうちで開催を!」と、全国からお話が舞い込んできます。つい先日も、由緒ある老舗の某劇場関係者から、「うちで3日間公演はいかがですか?」といった話があくまで非公式ではありますが、こちらに伝わり、その旨を殿に報告すると、

「○○○か? あそこは途中休憩入れて、弁当食う時間取ったりするところだろ? だったらあれだな。客が弁当食う前に、ガンガンうんこネタやってやるか! さんざんうんこネタやった後に、『お前ら、食えるもんなら食ってみろ!』って、やってやるか!」

 と、さっそくアナーキーなプランを提案していました。で、しばらくうんこネタで盛り上がった後、殿はかなり真剣なトーンで、

「だけどあれだな。ライブのDVDを売り出せねーか? ライブ1回こっきりじゃ、ちょっともったいねーよな」

 と、ライブ映像化プランを思案しだしたのです。この時、わたくしが即答で、「殿、それは無理です。あの内容が世に出たら、各方面から、大変なお叱りを間違いなく受けます」と、まっとうな意見を述べると、

「やっぱりダメか。ちきしょ!何とかならねーか!」

 と、あきらめきれない思いを口にしたのです。で、

「インターネットで生中継ってのも無理か?」

 と、軽く食い下がったものの、

「まーでも、どっちにしてもあの内容じゃ無理か」

 と、最後は自分でしっかりとあきらめ、この話題を終わらせたのでした。

 最後に、殿のライブともなると毎回、誰かしら著名人やタレントさんが観覧に訪れ、終演後、楽屋にご挨拶にやってきます。そんな時、殿が必ず言うセリフが、「見た? 最低だったでしょ?」です。そんな最低のライブは、まだまだ全国を回り、“毒ガス”をまき散らす予定です。皆様、お近くに来た際には、ぜひ!

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◆プロフィール アル北郷(ある・きたごう) 95年、ビートたけしに弟子入り。08年、「アキレスと亀」にて「東スポ映画大賞新人賞」受賞。現在、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」ブレーンなど多方面で活躍中。本連載の単行本「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」も絶賛発売中!

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