大分 愛人ナースを絞殺までの二重生活(1)車内の母子手帳に父親の名前が

アサ芸プラス / 2013年8月2日 9時56分

「奥さんと離婚して」と言われ、逆上した男が愛人を殺めるという事件は過去にも起こってきた。が、ここまで二重生活をエスカレートさせた末の破綻は前代未聞だろう。逮捕された大分の病院勤務の男は、本妻との間に3児をもうけ、愛人は1歳と2歳になる子を続けて出産。そして男はどちらの生活でも「よき夫」「よきパパ」ぶりを見せていたのだ。

「子供が軽自動車の中に置き去りにされています‥‥」

 緊張した声の、こんな通報が大分県警中津署に入ったのは、去る7月18日早朝6時頃のことだった。通報したのは中津市内の児童福祉施設職員である。

 同施設内の敷地にエンジンのかかった軽自動車が止まっており、不審に思った職員が車の中をのぞくと、後部座席のチャイルドシートに幼児2人がいたため保護したのだという。

 施設の職員が言う。

「発見した時、子供たちは泣いていました。最初、すぐ近くに親がいるんじゃないかと探したんです。でも、どれだけ探しても見つからず、このままだと幼児の命も危ないと思って保護しました。車はロックはかかっていませんでしたが、エアコンがついてなかったんです」

 発見された当日、中津市内の気温は25~27度の熱帯夜だった。幸い、子供たちに熱中症などの症状は見られなかったという。

 程なくして同日、保護責任者遺棄容疑で逮捕されたのは、父親である大分市在住の作業療法士、河野洋志容疑者(33)だった。

 河野容疑者は子供を置き去りにしたあと、勤め先である、中津市から80キロ離れた大分市内の病院に出勤していた。

 軽自動車は2児の母親である中津市内在住の植山路子さん(38)所有のもので、車内に残されていた母子手帳には母親の欄に植山さん、父親の欄に河野容疑者の名前があった。

「当初、河野容疑者は、今回の犯行は『自分1人で、母親がいない時に子供を連れ出した』というように話しており、その理由も『施設に預けたかったから』などとも言っていた」(社会部記者)

 放置された車内にはパンやおもちゃ、おむつなどが置かれていた。この状況だけを見れば、事実婚の状態にあった2人が生活に困窮したあげく、子供を置き去りにしたと捉えられたかもしれない。しかし──。

「まず、母親の植山さんが行方不明だった。アパートにもおらず連絡もつかない。植山さんが持ち歩いているはずの携帯電話が軽自動車の中から発見されるなど、不審な点が出てきた。警察が追及を強めると、河野容疑者は、自分が植山さんの遺体を遺棄したことを供述したんです。さらに河野容疑者は大分市内に妻子がいたこともわかったんです」(前出・社会部記者)

 捜査関係者があとを引き取って言う。

「河野容疑者は、植山さんの遺体をスーツケースに入れて、大分市内の山中に遺棄したと供述。7月19日午前2時頃に供述どおり、植山さんの遺体を発見しました。遺体はスーツケースに体を折り曲げられた状態で入れられており、首には電気コードが巻きついたままになっていた。体には複数の個所に圧迫された痕が残っていました」

 警察は7月19日に、河野容疑者を死体遺棄容疑で再逮捕。7月27日現在、殺人についても容疑が固まりしだい逮捕する見通しだ。

◆アサヒ芸能7/30発売(8/8号)より

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