「藤圭子バブル」を絶対に許さない元夫の鼻息

アサ芸プラス / 2013年11月22日 10時0分

 8月22日にマンションから飛び降りて壮絶な最期を迎えた歌手・藤圭子(享年62)。近年は消息もつかめていなかったとはいえ、昭和を代表した歌姫であり、宇多田ヒカルの母としての顔も含め、世間に与えた衝撃は絶大だった。

 そして没後から3カ月が経った今、芸能界特有の「追悼ブーム」が巻き起こっている。CD全集が品切れになったのはもちろん、書店をのぞけば、緊急出版されたムックや評伝本がいくつも並んでいる。こうした中、話題性でも売上げの点でも破格なのは沢木耕太郎氏が書いた「流星ひとつ」である。藤圭子が最初に引退した直後にインタビューを行ない、30年以上もの封印を解いて公開した「いわくつきのドキュメント」となっている。

 ノンフィクションの巨人らしい筆致はみごとであるが、元夫の宇多田照實氏のブログにはこんなやり取りがある。

〈沢木耕太郎さんの「流星ひとつ」は読みましたか?〉

 ファンの問いかけに照實氏の返答はこうだ。

〈厚かましく本を送ってきました。許諾もしていないし、30年以上前に発売予定だった本。藤圭子は怒っていると思います〉

 厚かましく‥‥とは大人の常識を疑うような文言であるが、これにファンのクールな指摘が入る。

〈離婚再婚を繰り返し愛する妻を自殺から守れなかった元夫が出版の承諾を得る得ないを言う立場にありません〉

 ここで照實氏はブチ切れた。

〈僕はNYで原稿を受け取った藤圭子の怒りを目の当たりにしています〉

 主役が故人となってしまった以上、出版をめぐる心情的な部分は確認の取りようはない。ただ、藤圭子を愛した多くのファンや関係者に対しても一切の別れの場を与えず、さらに沢木氏が「宇多田ヒカルさんに知ってほしい」と書いた本まで全否定する。もし、今年の「紅白歌合戦」でNHKから追悼コーナーの打診があっても、同じようにニベもなく断ってしまうのだろうか‥‥。

アサ芸プラス

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