掛布×川藤 日本プロ野球界への熱き提言(1)

アサ芸プラス / 2014年1月9日 9時57分

 田中将大のポスティング問題に中日・落合GMの年俸大削減と、シーズンオフも多くの話題があった日本プロ野球界に、掛布、川藤両氏が熱く提言。さらに「桧山引退」で空席となった阪神の“代打の切り札”には、両氏そろって「そんな役割はいらん!」と一刀両断した。その真意とは!?

掛布 昨年末、話題になったのは田中将大のポスティング問題でしたね。

川藤 こんなこと言うと時代の流れに沿ってないかもしれへんけど、もう少し日本の野球を大事にしてほしいとは思うわ。メジャーが夢っちゅうのはわかるけどやな、今は夢、夢、夢、イコール、金、金、金になってもうとるやないか。

掛布 だから、僕はメジャーに行くにはポイント制を作るべきだと思いますよ。点数とか年数とか。それでチームに対する貢献度を査定するべきですよ。もし、選手がメジャーに行きたいと言うなら、所属しているチームに対する義務をちゃんと消化してから海外に挑戦してほしい。

川藤 だから、楽天のファンが「マー君をメジャーに行かしたれ」と言ってるのはわしも気持ちはすごくわかるねん。昨年は、ものすごい結果を残しとるからな。

掛布 そうなんですね。マー君は楽天に対してよくやったと思いますよ。

川藤 三木谷オーナーも「20億だったら行かせない」なんて言ってる場合じゃなかったんだよ。

掛布 100億円だったらハナっから絶対に行かせてますよ。それは三木谷さんもいやらしい。20億だったら、日本で投げてもらったほうがいいというソロバンをはじいたのでは‥‥。

川藤 ただ、もう一つには日本のトップ選手の価値が本当に20億なのかどうかという点もあるわ。入札のお金を全て下げれば、それでいいわけじゃない。日本側も「はい、わかりました。では20億にします」というのは、それもそれで媚を売りすぎてるところもある。プロ野球ももっとその辺りは判断すべきやと思うわ。それが100億とは言わなくても、30億なのか40億なのか50億なのか。

掛布 しかも、アメリカ側から日本に来る場合はポスティング制度がないですもんね。僕自身は日本から選手が行く時だけ人身売買のように球団にお金を払うのはおかしいだろうと思ってるんですよ。一方でメジャーから来る選手に日本の球団が10億や20億円なんて払うのは現実的にも厳しいでしょう。この辺りのルールは非常に難しいですよね。

川藤 このルールはイチローがメジャーに行った時から決まってるんやけどな。だったらその時に細かく決めとくべきやったな。それがあれば、今回もそんなごちゃごちゃする必要は絶対になかったと思う。

掛布 元西武の中島裕之やヤクルトからメジャーに行った青木宣親はポスティングを利用したけど、値段はつかなかったですもんね。値段が上がるのは松坂にダルビッシュ、マー君と、一流投手だけですよ。

川藤 野手にはつかない。つくのは投手だけや。

掛布 そうなんです。打者でも松井秀喜もFAですもんね。あれも巨人とヤンキースとが提携のような形をとってるからですよね。

川藤 松井の場合は巨人が「こっちでも功績を残しとるから行ってこい」と喜んでメジャーに送った。金で動かんかったから、今回のマー君のようにモメずに済んだわけや。

◆アサヒ芸能1/7発売(1/16号)より

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