「あまちゃん」の紅白ジャックは完璧すぎた

アサ芸プラス / 2014年1月10日 9時59分

 年間1位となる44.5%の高視聴率でNHKが胸をなで下ろしたのが昨年末の「紅白歌合戦」だ。北島三郎の「50回をもって卒業」や、まさかの大島優子の「近く卒業宣言」もあったが、異例の時間を割いて50%の瞬間視聴率を獲得したのが「あまちゃん」のコーナーである。

 ただし、コーナーの実現は難産続きだった。まず、ヒロインの母親役である小泉今日子の「年末は仕事をしない」ポリシー。さらには「海女クラブ」の一員である美保純も「絶対に出たくない」とゴネ出し、実際、美保は同時間帯にBSのプロレス特番への出演を優先させた。

 美保はともかく、歌の部分において「潮騒のメモリー」をキョンキョンに披露させないわけにはいかない。NHK側の粘り強い交渉が実を結び、また小泉も「あまちゃん」の放映終了後、予想以上にドラマが世の中に浸透していたことを知り、25年ぶりの出場を決意した。

 そしてコーナーはドラマと同じ15分ぴったりの枠で、クレジットは「第157回」と、本放送に続く“真の最終回”のあしらい。北三陸の主要メンバーとの二元中継という手の込んだスタイルで会場を驚かせ、ユイちゃんこと橋本愛がついに上京を果たすシーンには、天野アキの父親役である尾美としのりがタクシーで送迎。その車のナンバーが「50-89(こーはく)」であったことは、めざとい「あまラー」ならチェックして楽しんでいたようだ。

 橋本と能年玲奈の「潮騒のメモリーズ」から天野春子こと小泉にリレーし、さらに紅白初出場の鈴鹿ひろ美こと薬師丸ひろ子の歌唱で締めくくる。審査員席にいた脚本の宮藤官九郎も、夏ばっぱこと宮本信子もご満悦の様子で、紅白の舞台での「大団円」は、テレビ史に残る演出となったようだ。

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