サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「自在脚質ダイワリベラルを狙う」

アサ芸プラス / 2014年3月20日 9時57分

 今週末は皐月賞トライアル「スプリングS」が中山で行われる。注目は2歳王者に輝いたアジアエクスプレス。目標は先にあるだけに、この馬の取捨が馬券の鍵になる。一方、「阪神大賞典」は、ゴールドシップが人気の中心。

 周知のように弥生賞と並ぶ皐月賞のトライアル・レース。

 その弥生賞は、どうなったか。素質馬、評判馬ぞろいで混戦と見られていたが、結果は早めの抜け出しを図ったトゥザワールドにゴール前急襲したワンアンドオンリーの人気サイドによる写真判定の接戦となった。3、4着アデイインザライフ、エアアンセムもクビ差のツバ競り合いとなったが、1、2着馬に斬られること2馬身半。目下のところ勝ち負けした2頭の力量が勝っていると言わざるをえず、この両馬は本番の有力候補の最上位にランクされることになるだろう。

 スプリングSの顔ぶれも馬柱のとおり、負けず劣らずすばらしい。

 中でも注目は、2歳チャンプのアジアエクスプレスだ。ただ、朝日杯FSを勝って以来、放牧明け3カ月半ぶりの実戦がどう出るか。結果しだいではマイル路線(NHKマイルC)にホコ先を替えるとしており、中間の状態、追い切りの動きに特に注意を払いたい。

 弥生賞と異なるところは1勝馬(500万条件=抽選)が多く、恐らくフルゲートで争われることだ。といっても前述したように好素質馬ぞろい。アジアエクスプレスの仕上がり状態しだいでは、どう転ぶか知れない。

 これに続くのは関西馬クインズハリジャン、サクラエールに関東馬ベルキャニオン、ロサギガンティアの2勝馬だが、今年は抽選対象の500万条件に厩舎期待の好素材が多い。

 除外のおそれがないとは言えないが、穴党としては、そんな1勝馬に注目している。イチオシしたいのは、ダイワリベラルである。

 春のクラシックで勝ち負けできるかと問われれば、うなずきにくいところはある。しかし今回は好走できる条件がそろっているのだ。まず、これまで510キロを上回る馬体を持て余し気味だったのが、ここにきて張り、締まりが出て急激な良化ぶりを示している。

 菊沢調教師は言う。

「体重そのものは減っていないのに、筋肉がついて馬体の見栄えが驚くほどよくなった。また、こんなタフな馬は、そういない。前走は中1週で使ったのに、ケロッとして与えたカイバをペロリと平らげてしまう。使いづめだが、さらに良化しているのが現状です」

 そんな仕上がり状態のよさに加えて中山(右回り)コースがスムーズなのがいい。

「特に決め手があるわけではないので、小回りが向いているのは当然。でも、右回りだと走りっぷりがスムーズになるのも確か」

 と菊沢師は言うが、なるほど、中山で未勝利を勝った際は、まだ馬体に余裕があったにもかかわらず、フルゲートの外枠(16頭立て14番枠)から楽に好位に取りつき、あっさり抜け出しての楽勝だった。この先行力ある自在性は大きな武器。中山の1800メートルは、この馬の脚質からまさにピッタリではないか。

 血統背景からしても、ここで勝ち負けになっていい。近親にオークス馬シャダイアイバーほか活躍馬が多くいる良血で、名種牡馬ノーザンテーストの3×4(奇跡の血量)の近親配合。走る素地は十分なのだ。菊沢師が「必ず走ってくる馬」と、その素質にホレ込んでおり、だからこその重賞挑戦。晴雨にかかわらず大きく狙ってみたい。

 相手の筆頭、というよりもリベラルが運悪く除外されるようなら、この馬。ナスノアオバが主力だ。みごとに水仙賞を逃げ切ったが、とにかく中山は合っている。4代母は桜花賞馬。“一発”があっていい。

◆アサヒ芸能3/18発売(3/27号)より

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