DHC会長「武闘派フィクサー」のケンカ人生(3)下ネタを連発する一面も…

アサ芸プラス / 2014年4月16日 9時52分

 吉田氏一代で急成長したDHCは現在、通販会員は1181万人以上、直営店は201店舗を数えるまでとなった。

 当然、吉田氏は巨万の富を得る。04年当時、高額納税者として吉田氏は10億1439万円を納め、全国2位となっている。その際に、新聞に掲載された吉田氏の談話も攻撃的だった。

「国税局のやりたい放題は目に余る」

 97年に購入した自社株の価格を巡り国税局と意見が対立。吉田氏は贈与税や加算税を支払ったために高額納税者となったという。そして、吉田氏は国相手に「税金取りすぎだ」と提訴。結果的に1億6000万円を取り返した。武闘派会長の面目躍如といったところだ。

 一方で、吉田氏のタニマチ体質も変化はない。79年頃に、マニア系アダルト雑誌を刊行する出版社に出資。数年間、取締役となっていた。その雑誌のマニアぶりは、正規の出版流通ルートでは取り扱われず、出版社が直に書店に卸すほどの内容だったという。

 当時を知る元従業員の男性が話す。

「吉田氏が会社に来ることはほとんどありませんでした。たまに現れてもオヤジギャグのような下ネタを話して帰っていく。豪快な人というのが第一印象でした。それほど儲かっている会社ではなかったので、当時は20代だった私の給料などスズメの涙です。それを知ってか、吉田氏は本業の化粧品を『他誌のプレゼントコーナーに売り込みをかけ、成功したら1本につき謝礼を払うぞ』と宣言。皆で売り込んで、お小遣いをもらっていました」

 吉田氏のバイタリティあふれる姿に引かれたこの男性は、プレゼント当選者への発送作業の手伝いを申し出た。

「土曜日で従業員が誰もいないDHCで吉田氏は1人で黙々と発送作業をしていました。プレゼントに外れた人にも無料サンプルを送っていたので、大量の作業だったのです。私も若かったので、起業を夢みていたこともあり、経営者に必要な素養を尋ねたら、吉田氏は真顔になって『自分がバイトをしてでも、社員に給料を払う覚悟を持て』と言われたことを覚えています。あの下ネタも20も年が離れた自分との壁をなくすためだったのかもしれません」(前出・元従業員)

 その後、吉田氏の豪胆な性格は、たびたびメディアにスキャンダラスに取り上げられた。99年には吉田氏の自宅での家政婦を募集。求人条件として、月給50万という高額に加えて、応募書類に体型まで明記させたことが批判されたこともある。さらに、00年に「週刊文春」が吉田氏の社内セクハラ疑惑を報じたのだ。

 本社勤務社員の大半が女性で、その中からお気に入りの女性社員数名を連れ出し、毎日のように豪華なランチをしている姿を激写。吉田氏の言動を問題視したのだった。

 これに対し、吉田氏は文春を名誉毀損で提訴。「賠償額がわずかだから出版社がしたい放題だ」と10億円の損害賠償を求めた。最終的に最高裁までもつれ込み、04年に吉田氏が勝訴。賠償額は550万円だった。ここでもケンカ上手なところを見せたのだ。

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