DHC会長「武闘派フィクサー」のケンカ人生(4)財務局が経済の足を引っ張っている

アサ芸プラス / 2014年4月17日 9時52分

 メディア側が怒らせたらヤバいと感じたのか、吉田氏がメディアを避けたのか。その後、今回の騒動まで吉田氏がメディアに姿を見せることは激減する。

 その間の数少ない吉田氏へのインタビューの中で、ある記事に目が留まった。09~10年にかけて、数カ月にわたり3回も掲載された日本証券新聞のインタビューだ。つまり、吉田氏が渡辺氏と出会った前後の記事である。

 インタビューの主題は吉田氏が上場他社の大株主になったこと。そのため、投資の目的を敵対的な買収などではなく、「将来の協業を視野に入れた投資」と説明している。

 しかし、記事の中盤ともなると、ヒートアップしてくるのか、吉田氏は株の大量保有報告書などの書類の複雑さをあげて、官僚体制にかみつき始める。

「修正報告書作成やその手続きに時間がかかり、現実問題として直近3カ月間、財務局は投資をさせなかった。結果的に財務局は日本経済の足を引っ張っている」(10年3月25日付)

 そして、日本経済全体の話題を差し向けられると、吉田氏はこう答えている。

「民主党は経済音痴で話にならず、(略)自民党の経済政策は実体経済から離れた机上の空論(略)これからは、(略)みんなの党の渡辺喜美議員が何らかの形でキーファクターになることを期待している。渡辺議員は(略)経済を分かっている数少ない政治家の1人。実行力も持っている」(前同)

 これだけの信頼を得ていたからこそ、逆鱗に触れ、渡辺氏は現在、窮地に陥っているのだ。

 政治部デスクが話す。

「吉田氏は手記で金は返さなくていいと言いながら、詐欺と言ってみたり、論理的な矛盾もあるのですが、渡辺氏の受けたダメージは甚大です。すっかり姿をくらましていることからもわかるように、党内の批判も高まっていて、代表辞任は確実ではないでしょうか。『違法性があれば職を辞する』と渡辺氏は主張していますが、下手をすると‥‥」

 吉田氏の武闘に彩られた人生に、また1つ勝ち星が増えることになりそうだ。

アサ芸プラス

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