広島&オリックス 最も優勝から遠ざかっている2チームが大進撃!(2)投手陣の層の厚さと野村監督の変化が起爆剤に
アサ芸プラス / 2014年4月23日 9時57分
投手陣の中心は、当然ながらエースのマエケンこと、前田健太である。昨年、日本一を手土産にメジャーに渡ったヤンキース・田中将大に続き、今オフのメジャー挑戦もささやかれているが、何とも具体的な話が聞こえてきた。
「前田は来年にメジャー移籍の方向になっていますが、広島にとって朗報なのがヤンキースと1年契約の黒田博樹が来季の古巣復帰に傾いている。以前より黒田は、『日本球界に復帰する場合は広島しかありえない』と“カープ愛”を口にしていますが、ヤンキースは、そんな黒田の意向を交渉材料にしてマエケン獲得に動いているんですよ」(球界関係者)
というのも、新ポスティングシステムのルールでは、落札上限の20億円を提示すればその球団も選手への交渉権が得られる。そのため、ヤンキースはすでに広島球団、マエケンが所属するマネジメント会社にアプローチをかけているというのである。
「ヤンキース入りが現実味を帯びたことで、前田のモチベーションは高い。『最低20勝はして、30年ぶりの日本一に貢献して、メジャーに挑戦したい』と話しています」(球団関係者)
そんなマエケンから多くを学ぼうと必死なのが、期待のルーキー・大瀬良だ。「金魚のフンのように前田さんのあとをついて回り、吸収したい」と話し、貪欲な姿勢を見せているという。
「キャンプ中、前田が『練習のあとは何しているの?』と尋ねたら『練習です』と即答したほど、球道一直線です」(スポーツライター)
勝利のためには練習だけではなく、ジンクスまで大切にしているようだ。
「昨年10月のドラフト当日、大瀬良は赤いパンツをはいて運命の瞬間を待ったんです。くしくも高校時代からずっと大瀬良を追い続けてきたスカウト担当の田村恵さんも赤いパンツをはいて抽選に臨みました。相思相愛を実らせた“勝負パンツ”のジンクスにあやかり、シーズンが始まっても登板日には赤いパンツをはいているんですよ」(カープ番記者)
今季5年目を迎える指揮官の野村謙二郎監督にも変化が見られる。
「昨シーズンまでは、投手、打撃、走塁、守備と全部にあれこれ口出ししたいタイプでした。そのため、ヘッドコーチや投手コーチとの確執がささやかれることもあった。しかし、今季は一歩引いて全体を見渡しています。練習中に選手にハイタッチを求めたり、コーチと談笑したり、余裕すら感じられます。春季キャンプ中にエルドレッドに始動のタイミングの取り方についてマンツーマン指導を行ったり、昨季不振にあえいだ堂林に『三振を気にせず、思い切って振っていけ』とアドバイスを送るなど、選手とも積極的にコミュニケーションを図っていますね」(カープ番記者)
毎年、「カープは鯉のぼりの季節まで」と揶揄されてきたが、投手、野手ともに戦力アップに成功した今季は、秋までのぼり続けることになりそうだ。
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