みのもんた「日本が核燃料の再処理施設を持つ必要はあるのか?」

アサ芸プラス / 2014年5月17日 9時52分

 GWは皆さん、どこかに出かけた? 故郷に帰省した人も多いんじゃないかな。懐かしい故郷の味や旧友との絆をかみしめることはできた? 私は東京生まれだから帰省することはないけど、父親が生まれたのが現在の宮城県栗原市。原発事故の影響で、宮城県内で発生した廃棄物の最終処分場の候補地になっている。それだけに、こういうニュースは気になる。

【六ヶ所村・再処理工場の稼働に海外も懸念】

原発再稼働に向けた議論が進む中、注目されているのが青森県六ヶ所村の使用済核燃料再処理工場。今年10月に本格始動する予定だが、海外からは不安視する報道が噴出している。

 原発事故の問題は、3年たった今でも故郷に帰れない人があれだけ存在している。これには、日本の無力さを感じるよね。とはいえ、原発事故の解決というのは、国家的プロジェクトで進めていかないと、政治の力なしじゃどうにもならないものでもある。

 その中で、今回の六ヶ所村の問題。原発を再稼働しようかしまいかって議論の最中に、その原発で使われた核燃料を再処理する施設を持つ必要はあるの? 地元としては補助金がもらえるのかもしれないけど、青森には建設中の大間原発の問題だってある。30キロ離れた函館市が「冗談じゃないよ!」って言っているんでしょう。青森だけの問題じゃないんだ。

 私としては、原発再稼働は時期尚早だと思っている。もし、再び大地震が起きて原発事故が起きたら、間違いなく東京オリンピックなんかできなくなる。もう少し、誰もが納得できるように慎重に議論してもらいたいところだね。

 じゃあ、政治は何をしているのか。政府は肝心の問題から国民の目をそらせようとしているようにしか見えないんだよね。憲法改正に国民が反対のようだと思ったら「じゃあ集団的自衛権だけ整えよう」。いや、「その前に特定秘密保護法案だけ通しちゃえ」と進めるだけ進めようという姿勢が気になるんだよ。

 選挙権を20歳から18歳に引き下げる話があるけど、それも「新しい憲法が必要だ」「じゃあ若い連中に選挙権を与えよう」という考えなんじゃないのか? 疑心暗鬼と言われればそれまでだけど、全部がつながっているんじゃないかとさえ思えてくる。陰謀論みたいなことは考えたくないんだけど、ここ数年で「これは何か裏があるんじゃないか?」みたいなことが増えすぎだと思わない? 私の考えすぎかな‥‥。

◆プロフィール みのもんた 1979年に文化放送を退社後、フリーアナとなる。以後、数々の番組で司会、キャスターを務める。1週間で最も生番組に出演する司会者のギネス記録保持者でもある。

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