「百目釣りドル“ふくだあかり”の絶好釣フィッシングライフ」 -シンプルな仕掛けで釣る高級魚アマダイ-

アサ芸プラス / 2014年11月3日 9時52分

ふくだあかり 「1年で魚を100種類釣る」を達成。海から淡水まで何でもござれのオールラウンダー。テレビ「フィッシング倶楽部」(テレ玉)やスポーツニッポン「ふくだあかりの竿頭になりたい!!」などで活躍中。茨城県出身。公式ブログ http://ameblo.jp/tsuri-365/

 皆さんはアマダイという魚をご存じでしょうか? 本州中部から南の水深30メートルから140メートルに生息し、体長は最大で50センチ近くになります。体表がピンク色で頭が出っ張り、目が大きくキュートでひょうきんな顔をしています。関西では「グジ」と呼ばれ、古くから京料理では欠かせない高級魚として知られている魚です。

 その一方、関東では1980年頃まであまり一般的ではありませんでした。でも、名前のとおり甘く、ウマミがあって、癖のないキレイな身が人気になり、今では料亭でも欠かせない魚になりました。築地ではキロ1万円もの値段で取り引きされることもあるほどです。一般ではまず手に入らない高級魚で、スーパーでもなかなか買うことはできません。しかし、そこは釣り人。買えないのなら釣って食べればいいんです!

 これまでアマダイは冬の釣りだと思われてきたのですが、東京湾では夏から楽しむことができるんです。横須賀久比里のやまてん丸さんでは、8月中旬頃から浅場で釣るアマダイ船を操業していて、休日ともなれば満船になるほどの人気。この時期は釣れる水深が60~80メートルとまだ浅いため、今回は60号のオモリを使って電動リールではなく、手巻きのライトタックルで楽しんできました。

 仕掛けはシンプルな天秤仕掛けの2本針。エサはオキアミの1匹がけがベター。尻尾を切ってまっすぐにつけるのが基本です。こうしておくと、水中でオキアミが回転しなくなるので、糸のよれがなくなるというわけです。

 アマダイは砂泥地の小山になっている場所に集団で巣穴を掘っています。上を向いてエサを待ち受けているので、仕掛けを上げすぎないのがコツ。

 ポイントに着いたら船長の合図で仕掛けを投入して底を取り、オモリで底をト~ン、ト~ンと3回ぐらい叩き、1メートルほどタナを切って(オモリを1メートル上げる)7~10秒待ってみます。それでアタリがなければ、1メートルのタナを切ったまま、フワフワと誘いを入れましょう。すると「コツン!」とか「ククッ‥‥!」といった感じの小さいアタリがあります。2本針の仕掛けなので、そのアタリが2回ある時は、かわいいゲストが釣れてくるか、エサがないかのどっちかです。そうなると落としたばかりの仕掛けをまたすぐに上げて、エサをつけ直さなくてはいけません。アマダイ釣りはこれの繰り返しになります。

「え、アマダイは?」と思った方、もう少しお話におつきあいください。

 この時期はレンコダイやトラギス系のゲストのアタリが多く、仕掛けを落とすと真っ先におチビちゃんが飛びついてきて、本命のアマダイが食ってくるスキがないのです。しかし、マメにタナを取り直し、エサをつけ直して、チビたちと闘っていると今までとはちょっと違う「グゥンッ」としたアタリが! しっかりと合わせて糸を巻くと、リールのドラグが止まるほどの「グングン」とした強い引きがやってきます。

 そのあと、引かなくなったと思ったら、また引き込みがある独特な引きがきたら本命間違いなし。これが有名な「アマダイの三段引き」なんです。

 引いている時には強引なやり取りをせず、バレないようにゆっくり慎重に巻きましょう。すると上がってきたのはシルバーピンクの魚体がキレイな本命のアマダイ。40センチ近くの立派なサイズ。そのあともエサ取りたちと戯れながらめげずに釣っていくと、多様なゲストの中にアマダイが交じってくれるという寸法で、この日は本命を2本釣ることができて満足な釣果を得られました。

 アマダイ釣りはまだシーズン序盤でエサ取りも多く、なかなか数が伸ばせないのですが、これから水温が下がってもう少し深い場所がポイントになってくると、数もサイズも上がってきます。ゲストもおチビちゃんばかりではなく、オニカサゴなどの高級魚も釣れてくれるようになります。

 とはいえ、まだ始まったばかりの今でも釣りたくなってしまうほど、アマダイ釣りはおもしろいですよ。

──「料亭あかり」の釣り魚クッキング《アマダイのアクアパッツァ風》──

 アマダイはウマミが多いけれど水分も多い魚です。そんな魚は昆布締めや火を通したお料理がいいでしょう。酒蒸しがとってもおいしいけれど、今回は洋風にアクアパッツァに。フライパン1つでできる簡単絶品料理です。

 本来アクアパッツァはアンチョビやアサリを入れますが、今回はせっかくウマミが多くおいしいアマダイを使うので、あえて入れずにシンプルに作ります。

【作り方】(1)スライスしたニンニクをオリーブオイルで炒めてオイルに香りを移し、そこに塩コショウをして下味をつけたアマダイを入れて焼く。(2)ミニトマトとブロッコリーを入れて白ワインで軽く煮立たせる。(3)ブロッコリーに火が通る少し前にローズマリーを入れ、蓋をして蒸して香りをつける。(4)2分ほど蒸したら、最後に岩塩で味を調える。お皿に盛り、輪切りオリーブを乗せてオリーブオイルを回しかければ、カンタン&シンプルなのに絶品のアマダイのアクアパッツァの出来上がり。

 ビールはもちろん、白ワインや冷やした日本酒とも相性がいいので、釣って試してみてくださいね。

【材料】アマダイ:半身 白ワイン:大さじ4 オリーブオイル:適量 岩塩:適量 ローズマリー:2枝 ニンニク:一片 ミニトマト:5個 ブロッコリー:5房 オリーブ:適量

──今回お世話になったのは──

釣り船:横須賀市久比里やまてん丸 http://www.gyo.ne.jp/yamaten/top.htm 神奈川県横須賀市久比里2-6-9 0468(41)0324 1年を通してカワハギ釣りを楽しめる船宿。現在はアマダイ・アジ・カワハギ船が好評出船中!

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