サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「充実期フィエロを頭から狙う」

アサ芸プラス / 2014年11月20日 9時57分

 今週は京都で「マイルCS」が行われるが、注目は昨年の覇者トーセンラーだろう。コンビを組む武豊騎手は同レース2連覇中。今年も上位人気が予想される中、水戸&片山が期待を寄せるのは重賞未勝利馬のフィエロだ。

 マイルCSが今週のメイン。毎年のこと顔ぶれがいい。今回も豪華版だ。

 登録馬20頭のうち15頭が重賞勝ち馬。GI勝ちも6頭を数える。また、京都のマイル戦は瞬発力が要求され、大接戦になるケースが多い。勝負どころでの騎手の瞬時の判断力が重要ということだが、裏を返せば、それだけ各馬の能力に大きな開きがないということでもある。

 ということで、馬券的には難解な一戦と言っていいだろう。

 まずは、どんな特徴があるだろうか。秋のGIには共通して言えることだが、4、5歳馬、特に牡馬のそれが圧倒的に強い。最も充実期にあるからだろうが、伸び盛りの3歳馬も斤量差を生かして好走するケースが少なくなく、今回に関してはミッキーアイルタガノグランパは要注意馬ということになろうか。

 いずれにしても大混戦であることは間違いなしだ。

 昨年の覇者トーセンラー、前哨戦のスワンSを制した快速ミッキーアイルが最有力と見られているが、むろんのこと、絶対視は断じてできない。

 トーセンラーは、昨年同様、京都大賞典3着からの挑戦だが、長い距離を使ってきたのは決してプラスにはなるまい。そもそも昨年の顔ぶれより、今年のほうがハイレベルだ。

 ミッキーアイルもまた前走は思いのほか展開に恵まれた。それにまだ余裕残しの体つきだったことを思うと、その反動が気になるところでもある。

 くどいようだが、各馬の力量差はわずか。簡単には決まるまい。

 穴党として最も期待したいのは、フィエロだ。重賞勝ちがないということで、評価がそれほどでもないようならシメたものだ。

 5歳であることから狙いは立つが、この馬は正真正銘、まさに今、充実期を迎えようとしているのだ。体質がひ弱で、なんとデビューしたのが3歳の夏。が、その未勝利戦を勝ったところがすごい。

「まだ仕上がり途上。納得いく状態ではなかった」(藤原英調教師)ながら、強烈な末脚で差し切り勝ちを演じたのだから恐れ入る。

 関係者の期待度が高まるのは当然だが、それでもその反動で半年以上の休養を余儀なくされてしまった。使っては休養というのが、そのあと何度も続いたが、それでも着実に勝ち星を重ねていった。

 いかに秘めた能力が高いかは明らかだが、この春、1600万条件を勝ち上がったあと挑んだGIIマイラーズCでレコード勝ちしたワールドエースの2着に頑張ってみせたことは、大いに評価すべきだろう。

 続く安田記念は泥田のような不良馬場が災いして8着と敗れたが、その後はひと夏の成長を待って休養に入ったのが奏功した。

 秋初戦となった前走、スワンSは前走比14キロ増の体重。それでいて重め感なく、不向きな流れの中、ミッキーアイルにコンマ1秒差まで肉薄してみせた。どれだけたくましくなって秋を迎えたかは、容易に想像できることだ。

「キャリアが浅く、休み休み使ってきたので、5歳馬と思えぬほど肉体は若々しい。使われてさらに良化しているし、どんな競馬をしてくれるか本当に楽しみ」

 藤原師はじめ、厩舎スタッフは口をそろえこう期待感をあらわにするが、それは実績、仕上がり状態だけでなく、血統からして明らかだ。全欧年度代表馬ロックオブジブラルタル(英2000ギニーなどGI7勝)をオジに持つ良血。良馬場条件に頭から狙い撃ちといきたい。

 連下は手広く流したいと思うが、復活の兆しが見えるロゴタイプエキストラエンドは厚めに買いたいところだ。

◆アサヒ芸能11/18発売(11/27号)より

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