闇に葬り去られた「発禁本・発禁マンガ」(10)あいまいだったピンク作品の「有害図書」基準
アサ芸プラス / 2016年5月6日 17時58分

ネットが普及する以前には、青少年たちは青年誌などに掲載された“ピンク”な作品に胸をときめかせたものだった。しかし、時として「有害図書」のレッテルを貼られることも──。
○「BLUE」山本直樹
めくるめく淫靡なカラミに、薬物を思わせる表現も登場。そのため都条例で不健全指定を受け、コミックスは裁断されたが、後に複数の出版社から復刊されている。
○「密室」ビューティ・ペア
表現が過激すぎたため、作者だけでなく出版社社長、編集局長も逮捕された。書店に正規流通するコミックスとして、戦後初の有罪判決となったが、その基準は今も不明のまま。
○「ANGEL」遊人
遊人には「校内写生」という問題作があるが、こちらはリアルな女体描写が全国PTAの猛抗議を受けて絶版に。今なお、有害コミックの代表作として歴史に名をとどめる。
○「ユリア100式」原田重光・萩尾ノブト
汎用人型ダッチワイフであるユリア100式と、大学生の瞬介が織りなすラブコメディ。本来は成年向けマンガではなかったが、神奈川県では有害図書に指定されてしまった。
○「百八の恋」畑中純
煩悩の数と同じ名前の百八が、天真爛漫な“合体”を繰り広げる。そのため、批判が殺到して「週刊モーニング」での連載は終了。コミックスも多くの県で有害指定を受けた。
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