菊地直子は高橋克也の「奴隷」だった(2)

アサ芸プラス / 2012年6月20日 11時0分

 地下鉄サリン事件の2日後、警視庁はオウム真理教の施設の家宅捜索を行い、5月16日には、教祖・麻原彰晃死刑囚(57)が逮捕された。同時に菊地容疑者も特別指名手配され、逃亡生活はスタートする。

 95年5月当初、菊地容疑者は、林泰男死刑囚(54)、平田信被告(47)、斉藤明美被告(49)、高橋克也容疑者(54)=逃亡中=、その他の信者数人と、千葉県市川市のアパートに潜伏。その後、10月頃に名古屋市や京都市、八王子市内のアパートなどを経て、96年11月頃まで埼玉県所沢市のマンションに身を潜めていた。菊地容疑者をよく知る元オウム信者が言う。

「教団から渡されていた逃走資金は、全員で1000万円。捜査の手が伸びていることを悟った彼らは林の提案で、男女2人のペアを組んでそれぞれ行動することになった。平田は斉藤と、菊地は高橋と、そして林は別の女性信者と・・・・」

 所沢のアジトには、菊地容疑者が書き込んだ1冊のノートが残されていた。そこには愛欲、恋愛感情が渦巻いていた。例えば、こんな感じである。

〈林泰男&O(編集部注:記述では女性信者の名前)  林に対する邪悪心(捨てられたことへの恨み)、Oに対する邪悪心(嫉妬心)二人をひきさきたい〉

〈平田信  平田に対する邪悪心(肉体に対する愛着)〉

〈男性に対する邪悪心  この場合の男性は平田をさす。当然こちらのほうが優位。だって平田のほうが性欲が強いから〉

 菊地容疑者は林死刑囚に恋愛感情を抱き、一緒に逃げた女性信者への嫉妬を募らせた。同時に、平田被告と愛欲を満たしたい、との心境を記しているのだ。

 逃亡生活を共にする高橋克也容疑者は、今回の菊地容疑者逮捕を機に、再び行方がクローズアップされた最後のオウム犯。この男に関しては、皮肉にも嫌悪感、そして「無理やりセックスさせられた」旨の書き込みがなされていた。

 所沢を出た菊地容疑者と克也容疑者は、新横浜や川崎のラブホテルを転々とした。捜査関係者が語る。

「当然、男と女だから、泊まるたび、克也容疑者は菊地容疑者にセックスを迫った。菊地容疑者はそれで精神的にイヤになっていったようだ」

 だが、カップルでの逃亡は、世間を欺く意味もある。パートナー解消とはいかず、愛欲の日々はズルズルと続いていくのである。

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