オウム残党「首都圏にサティアン建設」戦慄実態(2)

アサ芸プラス / 2012年7月4日 11時0分

3万円で犬も入信させて…

 アレフが過去のオウム事件を反省するどころか、近隣住民を恐怖に陥れている─。地下鉄サリン事件被害対策弁護団事務局長・中村裕二弁護士は、その「証拠」について解説する。

「09年を境に、アレフは麻原に完全回帰しました。最大の問題は『信徒用説法集DVD』の販売です。もちろん麻原の説法で、全14巻で42万円。この宣伝ポスターが全国の施設に貼ってあります。つまり、もう麻原を隠さなくなった」

 麻原への絶対的帰依を推進するアレフに対し、公安調査庁はこれまで幾度となく、全国32カ所の教団施設への一斉捜索、立ち入り検査を実施しているが、

「道場や祭壇には麻原の写真が掲げられ、サリン精製に関する本が20冊ほど出てきた」(前出・公安関係者)

 13人死亡、6000人以上が重軽傷を負ったあの大惨劇を、アレフはまた起こそうというのか。

 麻原の誕生日である3月2日の前後には、生誕祭を行っているが、前出・中村弁護士によれば、

「昨年の生誕祭では幹部が『地下鉄サリン事件前のような、勢いのある状態にしたい』と演説している。あの事件は尊師・麻原の深い考えの下に実行された崇高な行為であり、人々を救済するために行われたものである、という論理です」

 生誕祭で幹部はさらに、

「今年からタントラ・ヴァジラヤーナでいく」と発言。麻原死刑囚が説く、「ポアしてもいい」─いわゆる「殺人教義」の実践を信者に指示したのである。

 戦慄の麻原信仰はこれだけにとどまらない。中村弁護士は「ひどいのはカルマの法則」だとして、次のように説明するのだ。

「教団の教材にある麻原の説法『魚を釣ったことにより、地獄に落ちることがある』です。『東日本大震災で亡くなった人たちのほとんどは、大量の海の生物を殺して生計を立ててきた殺生のカルマ(業)によるもの』だというのです」

 こうした教義を流布すべく、アレフは勧誘活動を活発化。幹部は「一日も早く10 万人を入信させよ」と号令をかけ、大学などで教団と無関係を装ったサークルのビラを配り、さらにはペットも入会金3万円で信者登録させている。「愛犬の隣に紫色の光が見え、グル(麻原)が来てくださった」などと妄想的な発言をする飼い主もいるという。

 先の近隣住民は、

「サリン事件やオウム自体を知らない若い人の出入りが目立つ」

 と言うが、事実、20代の入信者が増えているのだ。

「アレフは最近、埼玉県内にもビルを1棟買った。賃貸契約を偽装して不動産を取得する、信者ではない協力者が外にいます。着々と東京、首都圏に、かつて上九一色村にあったようなサティアンを作る準備をしていると見ていい。足立区の施設も一種のサティアンです」(前出・中村弁護士)

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