コロッケ、2年間の潜伏期間で開眼した新ネタ
アサ芸プラス / 2012年11月28日 9時59分
みずから「ものまね王座」を降板したコロッケが、2年間の沈黙を破ったのが、94年にスタートした新番組「ものまねバトル」だった。視聴率競争において、フジテレビと首位争いを続けていた日本テレビからコロッケに声がかかり、ついにテレビでの復活のキッカケをつかんだ。
この番組は、のちに“ものまね第2世代”と呼ばれることとなったコージー冨田や原口あきまさといった“ものまね新世代”のスターを起用。結果的に、90年代におけるものまね界のトレンドを作り出していく起爆剤となった。
コロッケはこの番組で、潜伏期間中の2年間温めていた「ものまね王座」とは一線を画す新ネタを次々と披露した。
「森進一さんのビデオものまねもそう。ただの顔まねだけではなく、早送り・巻き戻し・一時停止・スローモーションでやるとどうなるか。音作りから始めて1カ月ほどかけて作り込みました。僕にも意地があったから、その反骨精神がいい形で表れたんじゃないかな。だからうまくいったんだと思う」
その後のコロッケの快進撃は、目をみはるものがあった。
「ロボット五木ひろし」「巨大な鼻の穴の北島三郎」「鼻くそをほじる野口五郎」など、さまざまなネタを生み出し、ものまねの新境地を開拓していった。よりエンターテインメント化されたコロッケの芸は、現在のものまねというジャンルの可能性そのものを大きく広げていくこととなった。
コロッケの芸の持ち味の一つに、「独特のフェイント術」というのがある。
「右を向く前にふっと左を見て、フェイントをかけることで、みんなが『えっ、この人何かおもしろいことをやる』って注目してくれる。その独特の間合い、これが僕のリズム。実はこのワザ、オカマバーのママの動きから盗んだのが始まりなんですよ(笑)」
ものまねの域を超えたコロッケの持ちネタは、今では300以上。もはや、「ものまねのデパート」と言っても過言ではない。
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