嵐にもあった不人気時代、CD売上げアップのための“秘策”とは?

アサジョ / 2019年12月10日 7時15分

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 嵐が11月で20周年アニバーサリーを迎えたことによって、その長い足跡がメディアで振り返られる機会が増えた。名実ともにアイドル界のトップに君臨している現在からは想像できないが、すべてが順風満帆だったわけではない。苦戦していた時期も当然ある。

「99年11月3日に『A・RA・SHI』でシングルデビューした嵐ですが、当日は都内の国立代々木競技場で『“嵐”大握手会』と銘打たれた握手会を開いています。集まったファンは驚異の“8万人!”でジャニーズ史上最多記録は、いまだ破られていません。早朝の7時半からおよそ8時間半かけて、終えたころには手の感覚がなかったそうです」(アイドル誌ライター)

 ハワイでのデビュー発表記者会見、8万人握手会と華々しいロケットスタートだったが、後に低迷した。00年7月にリリースした3枚目のシングル「台風ジェネレーション Typhoon Generation」は、ジャニーズアーティストの不文律である「オリコンの週間ヒットチャートランキングで初登場1位」を逃し、最高位が3位。故・ジャニー喜多川元社長は、「YOUたちなんで獲れないの?ジャニーズは1位じゃなきゃダメなんだよ」とメンバーを責めた。

「03年2月リリースのシングル『とまどいながら』は、2位どまり。その年のコンサートツアー最終日のさいたまスーパーアリーナ公演の前日、ファンクラブ会員に突然、当日の会場で握手会が開催される旨の連絡が届きました。最新曲『ハダシの未来/言葉より大切なもの』を購入すると、メンバーの1人と握手できました。これは同曲を1位にするための秘策。それでも結果、2位でした」(前出・アイドル誌ライター)

 05年3月に発売された「サクラ咲ケ」、その年11月の「WISH」でも握手会が実施されている。こちらはいずれも、滑り込みセーフのような形で1位を獲得している。

 振り返れば、解散したSMAPもブレイク前の93年9月、横浜アリーナでおよそ5万人を集めた握手会を14時間ほどかけて行なっている。最近のアイドルの大規模握手会といえば、AKBと坂道の姉妹グループが思い出されるが、かつてはジャニーズも慣習としてあったのだ。

 11月9日の天皇陛下の即位を祝う国民の祭典で、天皇皇后両陛下が臨席のもと、奉祝曲「Ray of Water」を熱唱した嵐。日本を代表する国民的有名人誕生の裏には、CDセールスで頭を抱えた過去があったのだ。

(北村ともこ)

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