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4K HDR対応で映画もゲームも大満足できる液晶ディスプレー「VX3211-4K-MHD-7」

ASCII.jp / 2018年12月26日 11時0分

ViewSonicの4K HDR対応ディスプレー「VX3211-4K-MHD-7」は、基本性能の高さに加えコスパにも優れている

4K HDR対応かつコスパも高い 液晶ディスプレーVX3211-4K-MHD-7

 パソコン向けディスプレーの世界でも、4Kディスプレーがメインストリームとしての地位を築きつつある。しかし、本格的な4K HDR対応となると、価格も高価になりがちで、単純に「これまで使ってきたディスプレーと置き換える」というわけにはいかなくなる。

 20~30V型となると、解像度は4KでもHDR非対応だったり、画質的には不満も多いTN方式パネルだったりと、ディスプレー用途として物足りないものが多い。

 そんななか4K HDRに対応するViewSonicのVX3211-4K-MHD-7(実売価格5万4000円前後)は、この年末年始にオススメ度ナンバーワンのPCディスプレーと言えるだろう。

VAパネルの採用をはじめ 広色域、応答速度で高いスペックを実現

 ViewSonicのVX3211-4K-MHD-7は、31.5V型の液晶ディスプレー。解像度は3840×2160の4K解像度で、パネルはノングレアタイプのVA型液晶を採用する。視野角も十分で高いコントラストを実現している。

 色再現でもNTSC比95%の広い色域の再現が可能。しかも応答速度は3ms(オーバードライブ時)、パソコン側のビデオカード出力と同期してスムーズな映像を表示できるAMD FreeSync対応、1920×1080信号入力時は85Hzの入力にも対応するなど、ゲームにおいても頼りになる。

 入出力端子はHDMI 2.0(HDCP2.2対応)が2系統、DisplayPort端子は1系統、外部スピーカー用の音声出力端子(ステレオミニ)1系統。装備としてはシンプルだが、肝心なディスプレー性能に重点をおいて、他の機能を潔く省くことで高いコストパフォーマンスを実現している。もちろん、保証期間はパネルバックライトを含めて3年間とするなど、アフターケアも十分だ。

VX3211-4K-MHD-7の外観。ベゼルの細いスマートなデザインを採用。スタンドも細身ですっきりとした印象だ
VX3211-4K-MHD-7の背面。厚みを抑えた上部にはVESAマウンドを装備。回路基板などを備える下部に操作ボタンや接続端子類を備える
VX3211-4K-MHD-7の入力端子部。HDMI2.0端子×2、DisplayPort端子×1、音声出力端子×1を備える。入力端子などの装備はシンプルだ

 1mほどの近接視聴で試したが、31.5V型だとなかなか大画面感がある。といっても、画面の右端や左端を見るために視線を動かすほどに巨大なわけではないので、ひとめで画面全体を見渡すことができ、机に置いて間近で見るディスプレーとして十分に使いやすい。

 画質モードは、6つのプリセットがあり、「Game/Movie/Web/Text/Mac/Mono」から選ぶことができる。使用するアプリケーションなどに合わせて使い分ければ、より最適な画質が得られる。

背面にヘッドホンを掛けられる。ゲーミング用途などで有用だろう

『レディ・プレイヤー1』を 鮮やかな色とハイコントラストな映像で表示

 パソコン用ディスプレーとしての機能は充実しており、消費電力を抑えるエコモードのほか、画面のチラつきを抑えるフリッカーフリー技術、ブルーライトフィルターの搭載で眼へのストレス軽減にも配慮している。また、PIP(ピクチャーインピクチャー)機能も持っており、別のパソコンやデバイスの映像を小画面で表示できるなど、利便性にも優れる。

 肝心の画質は、「Movie」モードで試してみたが、明るい画面ながらもしっかりと黒が締まり、高いコントラストを実現していることがよくわかる。色再現も忠実感のあるもので、鮮やかな原色もきれいだ。

 色が鮮やかといっても、基本はモニター系の正確な再現で肌の色は忠実感のある再現。動画での動きボケが目立つこともなく、VX3211-4K-MHD-7は映画やゲームなどを美しい映像で楽しむディスプレーとしても十分な実力を持っていることがわかる。

 さっそくVX3211-4K-MHD-7でUHD BDを視聴してみた。作品は『レディ・プレイヤー1』。カーレースの場面を観たが、夕刻の時間ながら西日が強く差し込み、ビルの谷間の通路や車内は逆光気味でかなり暗くなる。4K HDRの表現力を活かした極めてハイコントラストな映像だ。

 この場面は、優秀な実力を持つ4Kテレビでも暗部の再現性や力強い光の描写が両立できないこともある厳しいソースなのだが、VX3211-4K-MHD-7の再現はなかなかのもの。

4K HDR対応ディスプレー「VX3211-4K-MHD-7」で、UHD BD版『レディ・プレイヤー1』を視聴。ハイコントラストな場面でもなかなかの再現度だ
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 黒がしっかりと締まるので映像が引き締まるし、強い日差しや車のヘッドライトの眩しい光を微妙な色の違いまでしっかりと描き分ける。暗いビルの谷間では暗部をしっかりと再現した。

 画質調整は「Movie」モードの初期値のままでも十分だが、部屋の明るさに合わせて、輝度やコントラストを調整すると、より見やすい映像で楽しめる。照明を落とした部屋だったので、画面の明るさは十分。コントラストを調整して暗部も少し明るくして見通しをよくした程度だ。

 細部のディテール再現もなかなか優秀で、4Kらしい緻密な映像が楽しめる。デスクトップの距離でぐっと近づいて見ると、画面に吸い込まれるような感じになる。もちろん、画素の隙間が目立ったり、ノイズのチラツキが気になることもない。4K HDRコンテンツを存分に楽しめる実力だ。

VX3211-4K-MHD-7は基本性能が高いので、さまざまな用途に活躍できる

高い実力があるのでゲームやフルHDでも活用できる 自分へのクリスマスプレゼントにどうぞ!

 このほか、BDレコーダーを接続して、フルHDの映像ソフトや地デジ放送も見てみたが、多少の解像感の甘さはあるものの、色再現や階調感は忠実なもので、大きな不満を感じることはなかった。

 4K以外の映像コンテンツを見ても、物足りなさを感じることはないので、パソコン用ディスプレーとして使う一方で、テレビ視聴や家庭用ゲームなどさまざまに流用できそう。基本的な画質の実力の高さがあるので、活用の幅が広いのだ。

 パソコン用ディスプレーは4K HDR対応型が続々と登場しているが、各製品の実力差は2K時代と比べてかなり差が大きくなっていると感じる。コントラストや色再現の実力が足りないと、4Kコンテンツの良さを大きく左右してしまうのだ。そのため、4K時代のディスプレー選びはよりじっくりと画質を見極める必要がある。VX3211-4K-MHD-7は、そんな4K時代のパソコン用ディスプレーとして、画質にこだわる筆者がおすすめできる製品の1つだ。

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