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ViewSonicがType-C接続の液晶や4Kプロジェクターを展示

ASCII.jp / 2019年6月9日 1時43分

 ViewSonicは5月28日から開催されたCOMPUTEX TAIPEI 2019に合わせて、台北市内にある台湾支社にて、プレス向けの展示ブースを開設。PC向けディスプレーのほか、現在同社が注力をはじめているプロジェクターの新モデルなどを公開した。

ViewSonic台湾支社のエントランスでは、同社のシンボルにも使われている「ゴールディアンフィンチ(胡錦鳥)」が飼育されている

4K UHD対応プロジェクター

 展示スペースでも特にプッシュしていたのが、4K UHD解像度に対応したプロジェクター「X10-4k」だ。光源のスペックはLED RGBBテクノロジー搭載で2400LEDルーメン。最大使用時間は約3万時間。一般的なRGB(赤、緑、青)に4つ目の光源としてもうひとつB(青)を加えることで、より彩度を高め、色の再現性もアップしている。

RGBBと4つの光源を使った4Kプロジェクター「X10-4k」
背面の入力端子などを装備

 本体にHarman/kardonの8Wデュアルスピーカーを搭載しており、別途スピーカーシステムと組み合わせることなく、単体で迫力のある音が楽しめる。

 また本体にはAndroidをベースとした独自のOSを搭載しており、単体でYouTubeや動画サービスの再生にも対応。スマートフォンの連携もBluetoothとWi-Fiによりワイヤレスで行なえ、画面のミラーリングにも対応している。ただしアプリストアは独自のものとなる。価格は未定だが、日本でも8月に発売予定となっている。

スピーカーはHarman/kardon
独自のアプリストアを用意
スマートフォンのミラーリングもワイヤレスで可能
付属するリモコンは中央のダイヤルボタンが特徴

ポータブルタイプの プロジェクター「M1+」

 プロジェクターの新モデルとしては、ポータブルタイプの「M1+」も展示。本体にバッテリーを内蔵しており電源のない場所でも利用可能。本体外側には360度回転する取っ手のようなスタンドを装備。このスタンドにより本体を自立させた状態で投写角度を自由に設定可能。水平方向に写し出すだけでなく、天井に向けて斜め上や真上に写すといった使い方もできる。

一見するとポータブルスピーカーのような「M1+」
本体背面には三脚穴を装備
スタンドを装備しており自立させられる
斜め上などにも向けられるので、天井投写も可能

 M1+もHarman/kardonのスピーカーを搭載。現地で実際に再生して聞いてみたが、モバイルスピーカーとしてはかなり音質が良い。筆者も旅先などで使うためモバイルプロジェクターを持っているが、セッティング用の三脚とスピーカーを別途用意している。これが1台で済むのはありがたい。

本体側面のインターフェース類

 こちらもAndroidをベースとしたオリジナルのOSを搭載しており、アプリの使用やスマートフォンとの連携はX10-4kと同じ。価格は未定で、日本での発売も未定とのこと。

Type-C接続のディスプレーも新モデルを発表

 PCとType-Cケーブル1本で接続して使えるディスプレーも新しいモデルが展示されていた。「VX2785-2K」は27インチ(2560×1440ドット)のIPSパネルを搭載したモデル。インターフェースはType-CとHDMI、DisplayPortをそれぞれひとつずつ装備。Type-CはDisplayPort Alt Mode対応で、最大60WのUSB PD出力にも対応している。

DisplayPort Alt Mode対応の「VX2785-2K」

 デザインは上部と左右が狭額縁で円形スタンドを採用。スタンドの支柱には大きな輪がありケーブルをまとめて通せるようになっている。発売時期は2019年末。

三辺狭額縁でスッキリとしたデザイン
スタンドにケーブルをまとめられるようになっている
本体背面のインターフェース

 「TD2445」は23.8インチ(1920×1080ドット)のタッチ対応モデル。VX2785-2Kと同じくType-CはDisplayPort Alt Mode対応で、最大60WのUSB PD出力にも対応。PC側が対応していれば、PCへの給電、PCからの映像の送信、そしてタッチ操作のコントロールがType-Cケーブル1本で済む。

タッチパネルを搭載したDisplayPort Alt Mode対応モデル「TD2445」
本体背面にあるポート類

 タッチ性能は10点マルチタッチ。スタンドの可動範囲が広く、通常のスタイルから液晶タブレットのように寝かせたスタイルにもセット可能。こちらも2019年末の発売を予定している。

スタンドアームの可動範囲が広く、タブレットのようにもなる

 「VP3481」もType-Cポートを搭載しDisplayPort Alt Mode対応したモデル。こちらはカーブパネルを採用しており、34インチで解像度は3440×1440ドット。上記2モデルと同じく最大60WのUSB PD出力にも対応している。

「VP3481」は湾曲ディスプレーでDisplayPort Alt Mode対応

 ディスプレー性能としてはsRGBカバー率100%でHDR10、Freesyncに対応。さらにハードウェアキャリブレーションにも対応しており、デザイナーや動画編集会社向けのモデルとのこと。日本での発売は予定しているが、時期や価格は未定。

日本で人気の後継機や横長21:9のワイドタイプも

 PCゲーム用のディスプレーとして日本でも人気となっている「VXシリーズ」。その最新モデルとして予定されているのが「VX3276-P-mhd(仮)」だ。

 既存モデルの「VX3276-2K-MHD-7」と比較すると、ISP方式からVA方式のパネルに変更。サイズは31.5インチと同じだが解像度はVX3276-2K-MHD-7が2Kなのに対し、VX3276-P-mhdはフルHAD(1920×1080ドット)となっている。

 ただしMPRT(Moving Picture Response Time)が1ミリ秒の高速応答速度で最大165Hz駆動などゲーミングディスプレーとしてのスペックは「VX3258-PC-MHD-7」を踏襲している。

応答速度1ミリ秒で最大165Hz駆動の「VX3276-P-mhd(仮)」

 入力ポートはHDMI 1.4×2、DisplayPort 1.2×1、Mini DisplayPort×1で合計4系統。3辺狭額縁で薄型のソリッドなデザインだが、2W+2Wのステレオスピーカーも搭載している。日本での発売は予定しているが、時期や価格は未定。

薄型の筐体でスタンドもトライアングルとソリッドな印象のデザイン
本体背面の入力ポート
ディスプレー操作用のボタンを右背面に配置

 「VG3448」は34インチで解像度が3440×1440ドットとアスペクト比21:9のワイドタイプ。マルチディスプレーにしないでも複数のウィンドーを開いて作業ができるため、現地の説明ではビジネス用途にオススメとのこと。

21:9のワイドタイプでビジネス向けの「VG3448」
「VG3448」とは別モデルだが、製品版ではこのスタンドが付属するとのこと

 入力ポートはHDMI×2、DisplayPort×1、miniDisplayPort×1の4系統。USB3.1のハブ機能装備している。日本への投入時期や価格は未定。

日本の教育用ICT市場も狙うViewSonic

 そのほかコンシューマー向けではなく、ビジネス市場に向けたディスプレーも多数展示。特に力を入れていたのが、電子黒板ともいえるインタラクティブディスプレーの「myViewBoard」だ。

 スタイラスで書き込めるだけではなく、ウェブサイトを表示してスクリーンショットを撮って貼り付けたり、ネット上のイラストを呼び出して使用したりといった機能を装備する。

電子黒板の「myViewBoard」

 さらに展示ブースでは、複数のmyViewBoardを設置してそれぞれを連携させたり、特定のディスプレーだけに表示するといった使い方も披露。PCとの連携も可能で、ビデオ会議などにも利用できる。

別の「myViewBoard」で書いた内容が表示されている

 現地の説明員によると、現在インターフェースの日本語化も進めているとのこと。企業のミーティングスペースや、教育市場への参入を狙っているようだ。

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