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世界最高の大口径単焦点レンズ、SIGMA「20mm F1.4 DG DN」&「24mm F1.4 DG DN」実機レビュー

ASCII.jp / 2022年8月31日 10時0分

20mmで街灯がレンズに直接写り込む状況で絞り値を変えて撮影してみた。絞り開放では光源のにじみは無く、最小絞りF16だとゴーストが発生するがフレアは抑制されている。光芒の具合とゴースト目立たなさから、この状況ではF8程度が好み。F1.4。
F16
F8

 「24mm F1.4 DG DN」もやはり楽しかったのは開放F1.4で撮影しているとき。24mmという画角は一般的すぎて凡庸になりがちだが、開放の周辺光量やボケなどが加味されることで、標準ズームなどとは一味違った写真が楽しめた。

24mmの絞り開放で撮影したが、周辺光量の具合が重厚感を醸し出している。F1.4・1/1000秒・ISO100。
24mm絞り開放で近接撮影。「24mm F1.4 DG DN」と同様にキレのあるシャープ感だ。F1.4・1/2000秒・ISO100。
24mmでは何気ない景色でもピント部とボケの対比で奥行が感じられる写真になった。F1.4・1/4000秒・ISO200。
24mmの広い構図での撮影でも背景ボケが得られるのは大口径ならでは。F1.4・1/25秒・ISO400。
24mmで夜明け間際の風景を定点撮影。同じ場所でも絞り値(F1.4とF16)によって印象は変わる。 F1.4・1/8秒・ISO800。
F16・15秒・ISO800

 20mmや24mmの単焦点は各社からF1.8~2クラスの優れたレンズが多々発売されている(事実シグマにも「20mm F2 DG DN」や「24mm F2 DG DN」がある!)。今回の2本は、開放F1.4ならではの描写を確かに感じさせてくれ、更に言えば他社と比べ価格は格段にリーズナブル。単焦点好きのLマウントならびにEマウントユーザーにぜひ楽しんでみて欲しいレンズだ。

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