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今推したい20代の起業家5人「SEXトイ事業やコーチング事業を手がける26歳」など

ASCII.jp / 2022年9月24日 12時0分

2.「自分の暮らしに農業を取り込む」ライフスタイルが今後重要になる

池田航介さん(Pema Future 代表取締役)

 北海道大環境科学院修士1年/Food Made Good Lead Ambasasader 全国各地の農家やエコビレッジを見て回り、環境と経済の両立を目指すため2020年にPerma Futureを設立。循環するモノづくりやフードシステムの改革をエコビレッジの視点から取り組んでいる。現在はエコビレッジで生まれた健康茶ブランド「EARTHMIND」や農業×ワーケーションを手がける「ののの」というサービスで半農半Xの世界線を広げている。

――事業内容とCOM-PJで取り組んでいること​​を教えてください!

 僕はファーマフューチャーという会社を今年の1月に登記しました。メインの事業として、「アースマインド」というエコビレッジ発の健康茶ブランドを作っています。  COM-PJでは「農業×ワーケーション」という立ち位置で参加しています。「半農半X」とよく言われているのですが、ライフスタイルの中に半分農業、半分「X」という考え方があります。このXには何でも入り、たとえば「ビジネスパーソン、学生、起業家、研究者などをしながら、自分の暮らしに農業を取り込んでいく」というライフスタイルが、今後大事になってくると感じています。

――実際に参加してみてどうでしたか?

 COM-PJで良いなって思うことは、大きく分けて2つあります。1つ目は熱いメンバーが集まっていることです。他のメンバーが自分のやりたいことを実現するため、頑張っている姿がすぐ近くにあるため、背中を押されます。

 2つ目は毎週の1on1です。毎週とても寄り添ってくれ、自分の思考を整理してくれたり、「ちょっとこれ課題に感じているんですよね」と言えば、それに対してフィードバックをもらえたりします。今までは自分のペースでやっていて、いくらでもサボろうと思えばサボれたのですが、期間を設けられて毎週面談があると、やっぱりすごくスピード感ができ、そこにも価値を感じています。

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 農業しながらリモートワークをしたり授業を受けたり、太陽の光を浴びながら農泊体験をしたりしたい方を募集しています! 体験は3日間からできるので、半農半Xに興味がある方がいればぜひ!

3.SEXトイの開発を経てコーチングのサイト開設へ

モリタジュンタロウさん(nopole 代表/コーチ)

 15歳からYouTubeでの発信活動を開始。自身がトランスジェンダーとして性に悩んだ体験からセクシャルウェルネスブランド「nopole」をスタート。第1弾アイテムnopole ZEROのクラウドファンディングでは870万円以上の支援を達成。

――事業内容とCOM-PJに参加したきっかけを教えてください!

 いまはセクシャルウェルネス事業がメインです。僕もFtM(トランス男性)なのですが、レズビアンやトランスジェンダーの方のためのSEXトイを開発しています。その活動の中でも、SEXを通じて自分に自信が持てないとか、自己愛を獲得できないとか、人の内面へのアプローチが割とテーマになっています。COM-PJに参加したのは人の内面にアプローチできるコーチングの事業を始めたいなと思ったからです。

――実際に参加してみてどうですか?

 僕はコーチとしての自分にはものすごく自信があるんですけど、ビジネスパーソンとしての自信が本当になくて……。きちんと体系的に学んだことがないなので、今回苦手意識を克服したいと思って参加した側面もあります。今回フレームワークなど、学べたのでとてもよかったです。

 あと、僕は高卒なので、以前から大学生の輪の中に入ったり、自分の好きなことを講義で学べたりするのにすごく憧れがありました。COM-PJには学生気分のような楽しさを感じています。大学って、仲間がいてこういう感じなのかなーって。

――そうですね! 大学よりいい意味でみんな意識が高いし、モチベーションがみんな高いと思います。社会課題を解決したいと思っているメンバーばかりなので、受容性の高い人が多いのか、大学にはない心理的な安全性みたいなものを感じました。

 先輩経営者や、SNSで有名な社長さんを見ると「事業を拡大していかなければいけない」というプレッシャーから焦燥感を感じることもありました。一方で、COM-PJは今時な柔軟性の高い子たちが集まっているなと感じます。  最初に「すごい!」と思ったのは、「必ずしも事業を拡大させていかなければいけないみたいな運営もちょっと健全ではないよね」って誰かが言っていたことです。そういう考え方もあるのかとハッとしました。

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4.「働く女性を包み込む」を目指したファッションブランド

Chicoさん(CindyOn 代表)

 2000年生まれ。長崎県出身。大学卒業目前に内定を辞退し、DtoC(Direct to Consumer)ファッションブランド「CindyOn」を立ち上げる。「ファッションを通して、はたらく女性たちと併走するパートナーになる」というビジョンを掲げ、はたらく女性向けアパレルを展開している。その他、かがみよかがみ(朝日新聞デジタル)にエッセイが掲載され、PVランキング入りするなど、ジェンダーに関する社会課題に取り組むアクティビストでもある。

――事業内容とCOM-PJで取り組んでいることを教えてください!

 私の事業は、日本国内のジェンダーギャップ(女性が不利になる社会構造)の課題に対して大きくアプローチしています。私のファッションブランドでは「はたらく女性をありのままにつつみこむ」体験を届けることで、はたらく女性をエンパワーメントするきっかけ作りをしています。  これまではいわゆるプロダクトアウトといわれる方法で、自分が欲しいものや自分が作りたいものづくりをしてきました。今回COM-PJでは自分のなりたい姿と自分の事業がこうなってほしい、という思いともう1度向き合いながら、仮説検証に取り組んでいます。

――参加しようと思ったきっかけを教えてください!

 私は2022年からMAKERS UNIVERSITYの7期生に採択されているのですが、MAKERS UNIVERSITYは事業のフェーズも業界も領域もまったく異なる異端児の集まりで、「こういう未来を創りたい!」という強い思いを持ち、理想の社会実現に向けてまっすぐに進んでいるという共通点があります。

 一生の付き合いになるであろう仲間との出会いには非常に感謝していますが、仲間の存在によって自分の事業が成長していくかと考えるとそうではないと思っています。どちらかというと、「継続する」とか「横軸が伸びている」とかに近い感覚です。だから、もう1度事業性にとことん向き合うアクセラを受けれたらと思い、今回COM-PJに参加しました。

――参加してみてどうですか?

 実は7月の初めぐらいに、いわゆる鬱っぽくなり、動きたくても動けないような状態になってしまいました。22年生きてきて初めての経験でした。これまでずっと走り続けてきたので、数週間単位で立ち止まらざるをえない自分自身にとても驚き、経営者として素質がないのではないか? と悩みました。

 そんな中、COM-PJのメンターは毎週1on1の中で事業の進捗や右肩上がりの成長だけではなくて、自分のことを話す時間でもいいよと言ってくれました。このような併走型のサポートは他のアクセラにはない魅力だと思います。

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5.子どもの「学校外の体験」にコインを発行するビジネスを考案

伊藤鴻志郎さん(学生教育団体LearnBo 副代表/創設 GOB Incubation Partners)さん

 学生教育団体LearnBo(ランボ)を創設。現在は同団体の副代表を務めるほか、「新規事業開発の総合サービス」を展開するGOB Incubation Partnersに所属している。

――COM-PJで取り組んでいること、事業内容を教えてください!

 今はコトコインという事業を作っており、子どもの「学校外の体験」に対してコインを発行するビジネスを考えています。学校の外の体験というと、たとえば習い事、塾とかいろいろありますが、僕が着目しているのは博物館、水族館などで開催されているワークショップのようなものに近いです。主に小学生向けの単発型のイベントを対象にサービスを展開したいです。そのような体験は学びも経験値も単発で、非日常だからこそ強烈なものが生まれると思います。

 実際にコトコインという実物コインを発行するのですが、アプリ上ではなく、ちゃんと子どもの手に乗るようにしたいと考えています。現在はコインを1回プロトタイプという感じで作っています。自分自身が開催するイベントで子どもたちに実際に渡してみて、どんな反応するかを観察して、本当に子どもたちはコインをもらってうれしいのかなどを検証しながら、一歩一歩進めていきたいです。

――参加してみてどうでしたか?

 他の目標を持っている仲間がいるのはすごく楽しいです。自分の事業をずっとやっていると、自分の課題感がそのジャンルだけに尖ってしまう感覚があります。でも、もっといろいろな課題感のアンテナを持てる人間でありたいなと思っていて、そういう意味で、自分が関心を持っていなかった他の部分に対してアクションを起こしている仲間がいるのはいいですね。

――面白いなと思ったメンバーにはどんな人がいましたか?

 「学校教育を変える」というテーマで取り組んでいる方の事業は面白いなあと思いました。僕が今は無理かもって思ってしまい、手を付けられなかった領域だからです。そこにアプローチする取り組みは今後がすごく気になりますね。

まとめ

 推しと繋がりたくて社会起業家支援プログラムに参加した結果、推しが増えてしまい、今回はボリュームが大変なことになってしまいましたが、非常に貴重な経験をできているなと感じています。あと残り1ヵ月ほどのプログラムですが、最後までがんばりたいと思います!

高桑蘭佳(たかくわらんか)

 1994年生まれ。石川県出身。東京工業大学大学院環境社会理工学院研究生。2018年8月にメンヘラテクノロジーを設立。彼氏を束縛したくて起業した大学院生として「アウト×デラックス」(フジテレビ系列)や、「指原莉乃&ブラマヨの恋するサイテー男総選挙」(AbemaTV)などに出演。

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