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otta、キッズスマホに「街のこども見守りサービス」を共同開発

ASCII.jp / 2022年9月22日 11時30分

 株式会社otta(オッタ)は2022年9月13日、Hamee(ハミィ)株式会社と事業連携し、Hameeが開発する見守り機能が充実したキッズスマホ「Hamic POCKET L(ハミック ポケット エル)」について、otta見守りサービス基盤を活用し、デジタルによるこどもたちの見守りサービスを共同開発することを発表。「親が自分のこどもを見守る」従来の見守りサービスから、「街がこどもたちを見守る」新たな形へと、デジタル技術を活用したサービスの発展を図る。

 この事業連携を通じて両社は、デジタルによる見守りの概念を進化させた、緊急時の助け合い「MIELS(ミエルス)構想(Mutualism In Emergency Location and Situation)」の実現を目指す。

 具体的には、学校や店舗、タクシーなどへの見守り基地局の設置や、地域住民などがこどもたちを見守るためのアプリをスマートフォンにインストールして、災害や犯罪が発生した際にこどもたちの居場所を特定するための検知を可能にし、位置情報や接触情報を活用した迅速な問題解決を図るサービスの開発を進めるとしている。

 ottaはHameeと「Hamic POCKET L」の内臓GPSを使用した位置情報エリア通知サービス(ジオフェンス)を共同開発し、現在リリースしているottaのアプリを共同でバージョンアップした。アプリをHamic POCKETユーザーの保護者のスマートフォンにインストールすることにより、こどもの位置情報や行動履歴の確認や、学校や自宅など特定のスポットを「見守りスポット」として設定し、スポットにこどもが到着すると通知を受け取ることができる。Hamic POCKETユーザーは同アプリの利用は無料。

 現在、福岡県福岡市、和歌山県和歌山市など合計20の自治体でサービスを展開するほか、企業やPTAなど学校団体とも連携している。「MIELS構想」の実現で自治体や事業者などと連携し、「見守りのDX化」を推進するとしている。

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