嶋田健作さんに聞いたDevOps、そしてMicrosoft&GitHub DevOps Day 2022への期待
ASCII.jp / 2022年9月22日 11時0分
来る9月29日(木)、角川アスキー総合研究所 ASCII.jpは、日本マイクロソフト、日本マイクロソフト、ギットハブ・ジャパン、ゼンアーキテクツ、HashiCorp Japanなどの協賛の元、DevOpsにフォーカスしたテックイベント「Microsoft&GitHub DevOps Day 2022」を開催する。
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ASCIIではイベントの告知を兼ねて、DevOpsへの関心やイベントへの期待を識者に聞いてみることにした。最終回はチーム力を高めるクラウドサービス「TeamSuite」を手がけるコミュニティオの嶋田健作さんに聞いてみた。
嶋田 健作(しまだ けんさく) 株式会社コミュニティオ 代表取締役
(株)ライブドアにてインフラエンジニアに従事、執行役員としてITインフラ事業を統括。LINE傘下のデータセンター事業を行う(株)データホテル代表取締役、その後NHNテコラス(株)代表取締役を経て、ゲーム会社である(株)オルトプラスCTOに就任。 2019年(株)コミュニティオ設立。組織強化SaaSをエンタープライズ企業中心に展開。
1 お仕事の中でのDevOpsへの関心を教えてください。 DevOpsへの関心は非常に高いです。 世界的にビジネスの変化のスピードが上がっている現在において、次々と新しいビジネスを生み出し価値を届け続けるためにはトラディショナルな開発/デプロイメントプロセスは圧倒的に遅すぎます。 特に弊社のようなスタートアップにおいては、アイデア出し・プロトタイピング・価値検証・開発・デプロイメントといった一連の工程を限りなく高速化することが非常に重要になります。 DevOpsは、アイデア出し・仮説・プロトタイピングも含めたDevの前工程と、カスタマーサクセスとプロダクトライフサイクルの後行程も見据えた、ビジネスプロセス全体を加速させる重要な要素の一つになるのではないかと考えています。
2 DevOpsへの期待はなんですか? 自動化? セキュリティ? 一貫性? ビジネスにかかわる人員が増えればどうしても各分野においてサイロ化することは否めません。開発と運用も同じように、それぞれ深いノウハウを共有しつつ、ビジネスのスピードを損なわない仕組みが必要です。 開発から運用を一気通貫で考えることで「運用しやすい開発」あるいは「開発しやすい運用」のように本来達成したいビジネススピードの維持に寄与する設計が可能になります。 自動化を追求することで、複雑かつ属人性が高くなりがちなデプロイメントプロセスにおいてもセキュリティチェックやコードのクオリティ担保、各種オペレーションの平準化は期待できます。 その上で、DevOpsに更に期待することは、ビジネスのスピードを維持し、より高速にプロダクトのトライアンドエラーと可用性を高め続ける仕組みとなることを期待しています。 3 いまのDevOpsの課題はなんでしょうか? DevOpsに関するスキルのカバー範囲が広く、DevOpsを構築する際にエンジニアに要求されるスキルと負担が高いことでしょうか。 これはひいてはエンジニアの育成や確保の難易度が上がってしまうことになります。 開発、運用においてどちらも専門性の高い分野ではあるので、ある程度仕方ない点とは思います。実際の現場においては、ビジネスの要求を背景とした即時的な進化とノウハウの蓄積が要求され、体系的な学習をする機会はまだ足りないと言えます。 エンジニアがよりDevOps学ぶ機会が増え、互いに補完できるコミュニティが発達し、またAzureやGithubといったクラウドやサービスがそれを更に補完できていくと素晴らしいと思います。 4 9/29に開催されるMicrosoft&GitHub DevOps Dayへの期待を教えてください 弊社ではAzure、Githubを活用した開発・運用をしており、インフラの構築はTerraformを用いたIaCを行っています。 そうした開発環境から見ても、今回のイベントはさらなる学びを得られる機会になるとうちのエンジニア陣も期待していると思います。楽しみにしています!
「Microsoft & GitHub DevOps Day 2022」参加者募集 角川アスキー総合研究所は9月29日、ソフトウェア開発者向けのオンラインイベント「Microsoft & GitHub DevOps Day 2022」を開催する。 MicrosoftとGitHubによるDevOpsの有用性を多くのアプリケーション開発者に体感してもらい、効率的で安全な開発環境を実現するヒントを提供するイベント。「Azure DevOps」「GitHub Codespaces」「GitHub Copilot」などの最新DevOpsツールの機能紹介やライブデモなどに加え、Microsoftパートナーのゼンアーキテクツ、HashiCorpによる実践的なDevOpsのプラクティスも紹介。 各セッションの登壇者が参加者からのご質問にライブで答える「Ask the Speaker」コーナーも実施し、アプリケーション開発者が、DevOpsの実現と高度化に向けた実践的なプラクティスを半日で学べる充実の内容となっている。 Microsoft & GitHub DevOps Day 2022 日時:9月29日13時開始(18時終了予定) イベント形式:オンライン 参加方法:イベント詳細ページの専用フォームから事前の参加登録(無料) ※事前参加登録すると前日までにメールにて参加方法を連絡 主催・運営:角川アスキー総合研究所 協賛:日本マイクロソフト、ギットハブ・ジャパン、ゼンアーキテクツ、HashiCorp Japan ■本イベントで学べること ・DevSecOps・アジャイル開発の最新ベストプラクティス ・セキュアで生産性の高いアプリケーションを構築する方法 ・モダン&クラウドネイティブなソフトウェア開発手法 ■セッションタイトル(予定) ・キーノート:GitHubとMicrosoft Azureで実装するDevOps ・クラウドネイティブとDevOpsで加速する開発プロセスのモダナイゼーション ・GitHub Advanced Securityで実践するDevSecOps ・DevOpsを味方に!プロジェクトの効率とセキュリティをGitHub Actionsで引き上げる ・CAFとHashiCorp Stackで、クラウドを使い尽くせる組織を作る ※プログラムは都合により変更になる場合がありますのであらかじめご了承ください ふるってご参加ください。
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