500万円を切った”歴代最強”シビック TYPE Rをチェック!
ASCII.jp / 2022年9月24日 15時0分
Hondaが話題を集める新型シビック TYPE Rがついに発売されました。なお価格は税込で499万7300円。ワングレード展開です。
6代目シビック TYPE Rがついに始動!
11代目シビックをベースに誕生した今回のシビック TYPE R。ユーロRを除けばシビック TYPE Rとしては6代目で、FL5型といわれています。いうまでもありませんが「歴代最強」で、すでに鈴鹿の市販車FF最速タイムを塗り替えています。あとはニュルブルクリンク北コースのみ……ですが、こちらのタイムはいまだ公開されていません。
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全長4595mm、全幅1890mm、全高1405mmで、前モデルと比べて、全長で35mm、全幅15mmサイズアップしながらも、全高は30mmダウン。ワイド&ローなフォルムが一層強調されています。車体重量は1430kgで、前モデルと比べて40kg増となります。ホイールベースは2735mm。参考までに国産スポーツカーのGRスープラが2470mm、GR86が2575mm、新型フェアレディZが2550mmですので、直進安定性という点はシビック TYPE Rに軍配が上がりそう。
というのも先代からシビック TYPE Rは「レーシングとグランツーリングの両立」を開発に掲げており、「速くて快適」なクルマを目指している様子。ゆえにホイールベースが長くなるのは必然なのです。ちなみに最小回転半径は5.9mと、Hondaならレジェンド(現在販売終了)とほぼ同じで、駐車場では何度か切り返しが必要になるかもしれません。
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せっかくなので、現在販売しているシビックと並べてみましょう。現行シビックは全長4550×全幅1800×全高1415mmですので、全長で45mm、全幅で90mmアップの全高で10mmダウンとなります。フェンダーが張り出し、見るからにワイド&ローなフォルムとなっていることがおわかりいただけるでしょう。ちなみに最低地上高はTYPE Rが125mm、ノーマルのシビックが135mmですので、全高10mmの差はそのまま最低地上高の差となっています。車高が低く、またバンパーも低い位置にありますので、駐車場によっては車止めのブロックとバンパーが接触する場合がありますので注意が必要です。
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パワートレインは前モデル同様の2リットル直4ターボエンジンのK20C型に、6速MTの組み合わせ。燃料はハイオクのみという点も前モデルと同様です。気になる最高出力は330PS/最大トルクは42.8kgf・mですので、前モデル比10馬力、2kgf・mの出力&トルクアップを達成し、過去最強です。前モデルに比べてフライホイールが18%軽量化され、レスポンスアップが図られています。変速操作に合わせて、まるでヒール&トゥを決めたかのようにエンジン回転数を自動でシンクロさせるレブマチックコントロールも継続して搭載。ちなみにレブマチックコントロールはノーマルのシビックMT仕様車には搭載されていません。
メカメカしい前モデルと比べて 今回は大人しめのエアロを装着
前モデルは見るからに効きそうなエアロパーツを取り付けて「ガンダム」と形容されていました。それに比べると、新型はかなりおとなしめ。ですが、空気抵抗値の低減と強大なダウンフォースの実現を目指して開発したそうで、その効果はバツグン!
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グロスブラック・フロントスポイラーは、空気の流れをコントロールし、ダウンフォース発生に寄与。最近ではこの部分に穴を開ける処理をするクルマが多く、検討もされたようですが、穴を開けない方がよかったのだとか。
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フロントフェンダーアウトレットは、フロントフェンダー内に滞留する空気をアウトレットからサイドに流し、圧力低減に寄与するとのこと。
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サイドシル後端に張り出し面を設け、リアタイヤ前の整流効果を獲得するグロスブラック・サイドシルガーニッシュも装備。いわゆるサイドステップみたいなものです。
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特徴的なのがリアスポイラー。スポイラーの形状と角度を徹底的に検証したとのことで、たんなる見かけ倒しのアイテムではありません。
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リアディフューザーも装備。ですが、こちらは一見ノーマルのシビックとあまり変わらないようにも、ただ、マフラーがセンター3本出しへと変更されています。
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タイヤは前後ともに265/30ZR19とインチダウン。銘柄はコンチネンタルからミシュランへとチェンジしています。なんとミシュランと共同開発したというTYPE R専用設計品とのことです。
インテリアはやっぱりスポーティー
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インテリアをチェックしましょう。赤の専用セミバケットシートが印象的。サイドがかなり高めなので、乗りづらさはありますが、座ってしまえば快適そのもの。ポジションも実にレーシーで、ペダル配置も理想的! ここら辺の作りの上手さがHondaらしいところです。シートはかなり硬めで剛性もしっかりしたもの。サーキット走行など高Gがかかる場面でも、体をしっかりホールドしてくれることでしょう。
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メーターはLCDで、こちらはシビックと同様。ですがレーシングカーのように、メーター上にLEDによるシフトライトを配置。表示は基本的に変わりありませんが、+Rモードに設定すると、水温や油温なども表示されるようになります。
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シフトノブはアルミ削り出しのティアドロップ型。その周りのセンターコンソールパネルもアルミ製で高級感があります。
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シリアルナンバー入りのオーナメントは助手席に配置。インストルメントパネルは偏光ガンメタリック塗装が施されており、光の加減で青から緑へとほのかに色が変わります。
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Honda CONNECTに最適化されたナビゲーションシステムを標準装備するのはシビックと同じ。ただTYPE R専用データロガー「Honda LogR」がインストールされています。サーキット走行時にデータ収集・解析を行なう本格的なデータロガーのほか、走行データを自動解析しHonda独自のロジックでスコア化するなど、運転が上手くなるユニークな機能が充実しています。さらに、スマートフォンで撮影したオンボード映像をサーバーにアップロードすると、走行中の車両データを合成が可能とのこと。
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シビック TYPE Rの乗車定員は4名。後席もTYPE R専用設計で、シート表皮は密着性の高いスウェード調を採用。中央部分はドリンクホルダーに変わっています。
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荷室はシビックと同様で容量も十分。バックドアは樹脂製として軽量化も図られています。リアスポイラーが付いているため、バックドアを開けると低い天井ではあたりそうになったりも。写真の天井は約2.5mでギリギリといった感じでした。
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そんなシビック TYPE Rは9月1日の時点で納期半年以上と発表されていました。ですが750台の限定生産であった4代目FK2型とは異なり、レギュラー販売モデルです。詳しい納期はディーラーにお尋ねください。
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