1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

Headphone 3.0とは? Ear OS搭載のヘッドホンが登場し、機能をユーザーが選ぶ時代が来る? 

ASCII.jp / 2022年9月25日 6時0分

 3年ぶりにリアル開催された「IFA 2022」において、ヘッドホンの進化において興味のある展示が披露された。それが「Headphone 3.0」である。

 Headphone 3.0はのSonicalという会社によるコンセプトだ。その進化はヘッドホン・イヤホン用のOSである「EarOS」を搭載することで実現されるという。いわば、“イヤー・コンピューター”のコンセプトだ。この計画にはクアルコムでaptX開発に携わっていたJonny McClintockなども参画している。

Sonicalがウェブサイトに掲載しているHeadphone 3.0のコンセプト

 彼らによると、Headphone 1.0はウォークマンなどに使われる有線ヘッドホン、Headphone 2.0は現在の主流であるワイヤレスタイプで、音楽再生、電話応答、ANC搭載といった特徴を持つ“固定機能”のヘッドホンだという。Headphone 3.0では、その次の進化のためにOSを搭載し、さまざまなアプリを搭載できるようにするという。

 例えば、音楽などの再生では、空間オーディオ対応、ゲーム対応、ハイレゾ会話、マルチチャンネル動画、没入型のAR/VRなどが挙げられる。また聴覚関連の分野では、パーソナライズされたプロファイル、聴覚保護、知的なノイズ制御、聴覚補助など。さらに健康分野では、フィットネストラッキング、健康測定、メンタル保護、睡眠測定などがある。

CosmOS搭載イヤホンのイメージ(Sonicalのウェブサイトから)

 このようにヘッドホンがただ音楽を聞くだけでなく、ウェアラブル機器となり、IT化していくためのベースとなるのがEarOS(情報によってはCosmOS)というわけだ。機能はメーカーから提供されるだけではなく、ユーザーが自分でアプリケーションをインストールして選ぶ時代が来るとSonicalでは主張している。

 Sonicalは、アイルランドで脳活動のモニタリングやニューロ技術を開発しているSegotiaと提携している。まず、Sonical自身がそうしたアプリケーションの例を示すためだろう。だ緒についたばかりだが、ますます高機能化するヘッドホンの先を見すえるために、なかなか興味深い進路を示していると言えるだろう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください