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シャープの定番ミドルクラス機「AQUOS sense7」はカメラや顔認証で独自の進化が魅力的

ASCII.jp / 2022年10月1日 12時0分

 シャープは、人気ミドルクラス機「AQUOS sense」シリーズの新モデルとして、「AQUOS sense7」「AQUOS sense7 plus」を発表した。前者はドコモ/au/UQ mobileから11月に、後者はソフトバンク独占で10月上旬以降に発売される。

ミドルクラスの定番機、シャープ「AQUOS sense」が今年も進化

 AQUOS sense7については、現時点ではSIMフリーでの単体販売は明らかになっていないが、メーカーからは前向きなコメントもあったので、例年どおり登場の可能性は高いと見る。このAQUOS sense7シリーズの2モデルについて、メディア向けイベントでの写真とスペックを中心に見ていく。

Androidスマホでは国内トップの売上を誇る
「どまんなか」がAQUOS senseシリーズのキーワードだ

AQUOS sense7 plusは動画コンテンツの滑らか再生が 他に無い特徴の上位モデル

 AQUOS sense7とAQUOS sense7 plusの違いは、画面サイズ(6.1型と6.4型、ともにIGZO OLED)、リフレッシュレート(sense7は60Hzで、sense7 plusは黒挿入を含めた240Hz駆動)、またsense7 plusのみ動画専用プロセッサやステレオスピーカーを搭載するといった点などがある。また、ネットワークについては、sense7 plusはソフトバンク独占ということで同社向けバンドのみのサポートとなっている。

「動画再生」がAQUOS sense7 plusの最大の売り
専用プロセッサの搭載で、最大5倍のフレーム補間を実現している。実際の映像でもヌルヌルとした動きを確認できた

 この動画専用プロセッサは基本的にコンテンツを楽しむためのもの。YouTubeを始め、映画コンテンツやテレビ、スポーツなどの動画について、補間によってフレームレートを上げ、ヌルヌルと滑らかに表示してくれる。また、著作権保護コンテンツでもこのような処理が可能というのが、他の端末に無い特徴と言える。もちろん、コンテンツによっては本来の意図どおりに見たいという場合もあるので、アプリ単位での機能のオン/オフもできるようになっている。

動画再生時のフレーム補間の有無はもちろん選択できる
sense7 plusについては、大口径のステレオスピーカーも売り

5020万画素で1/1.55型の大型センサーを搭載 AFやナイトモードが大きく強化

 両モデル共通での最大の進化点はカメラ。ミドルクラスとしてはワンランク上の1/1.55型と大型のセンサーを搭載。画素数は約5030万画素。このセンサーと「AQUOS R7」で磨かれたという画質エンジン「ProPix4」の組み合わせで高い精細感の写真や暗所での強さを実現しているという。また、全画素を用いた像面位相差AFで、AFが非常に高速になっていることが確認できた。

カメラは広角+超広角の2眼構成になった
前モデルよりセンサーが約66%の大型化
全画素使用のAFも特徴
暗い場所の被写体でも一瞬で焦点が合うデモが行なわれていた

 このメインカメラに組み合わされるのは約800万画素の超広角カメラ。前モデルにあった光学2倍の望遠カメラは省略されている。なお、メインカメラは基本的に4in1ビニングで1200万画素相当で撮影し、望遠時も大型センサーの真ん中部分をトリミングするといった処理はしておらず、デジタルズームになる。このあたりは搭載しているSoC(Snapdragon 695 5G)の制約もあるようだ。

ナイトモードも進化。実際に撮影された写真が紹介

小型で軽量、ちょうどいいサイズはそのままでさらに頑丈に 指紋センサーは側面に移動、マスク着用時の顔認証も対応

 デザイン面では、筐体が一体成型したバスタブ構造のアルミ合金なのは従来同様。ただし、頑丈さはさらに増しており、MIL規格準拠の耐衝撃テストをクリア。sense7は横幅は70mmで、重量は約158g。それでいてバッテリー容量は従来モデルと同じ4570mAh(sense7 plusは5050mAh)。このサイズと軽さは、まさに日本のユーザーに向けて開発された端末ゆえの“ちょうどいい”サイズ感だろう。

耐衝撃や防水だけで無く、曲げやひねりの独自テストも実施
これが一体成型の筐体の実物

 前モデルから強化された点をもう1つ。画面内だった指紋センサーが側面に移動。電源キーとは別にタッチ式で用意されており、このセンサーはロック解除だけでなく、ロングタップでコード決済アプリを始め、ユーザーが指定した任意のアプリを起動できる「Payトリガー」の機能も利用できる。

指紋センサーは側面に移動。右側面の下部に設置されている
指紋センサーの長押しでアプリの起動が可能。「Payトリガー」という機能名だが、決済アプリのみならず、ユーザーが自由にアプリを設定できる

 また、指紋センサーとともに利用できる顔認証も強化。マスク対応となった。目の部分を中心により詳しく形状をチェックしているとのことだが、マスクを着けていても一瞬でロックが解除。もちろんグーグルの基準を満たしており、写真などではクリアできないとしている。

 そのほか主なスペックは、Snapdragon 695 5G、メモリー6GB、ストレージ128GB、Android 12など。IP68の防水・防塵やFeliCaなどにはもちろん対応している。AQUOS sense7は販売されるキャリアを問わず、ドコモ4.5GHz帯のn79を含む5Gと4Gの国内MNO4社の主要バンドを広くサポート。また、nanoSIM+eSIMのデュアルSIMに対応する。

AQUOS sense7では国内4キャリアの主要バンドの多くに対応している

 軽量・コンパクト、防水・防塵、FeliCaにマスク装着時の顔認証と、日本のユーザーが求める機能をしっかりサポートした「どまんなか」のモデルでありながら、カメラを大きく強化。また、AQUOS sense7 plusでは動画再生で独自の要素を盛り込むなど、海外メーカー製端末とは異なる進化を果たした興味深い1台と言える。

AQUOS sense7はライトカッパー、ブルー、ブラックの3色が基本色で、ドコモ限定でラベンダーも用意される
こちらはAQUOS sense7の主要スペック。OSは引き続き、最大2回のバージョンアップが保証されている。イヤホン端子もあり
AQUOS sense7 plusはディープカッパー、シルバー、ブラックの3色
動画フレーム補間とステレオスピーカーがプッシュされている
 

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