1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

【AMDチップス集】ネットワーク対戦がないゲームも複数端末でプレイ可能!AMD Linkのマルチプレイ機能を使い方を解説

ASCII.jp / 2022年10月21日 11時0分

 本連載では、AMD関連の超基本的な使い方から&以外に知らない便利な活用法などをお伝えしている。前回はスマホ用アプリ「AMD Link」を使った基本的な使い方を紹介した。

 そこで今回は、「Radeon Software Adrenalin 2021 Edition 21.4.1」より追加されたPC(Windows)版AMD Linkの使い方と、マルチプレイの方法を紹介したい。なお、前回紹介した「AMD Linkサーバー」を有効とし、AMD Linkが既に使えることを前提として解説するので、前提条件を知りたい人は、前回の記事を参考として欲しい。

 また、本記事では、2022年10月にリリースされた「AMD Software: Adrenalin Edition」のバージョン22.10.1を使って解説している。バージョンが違うと、画像や動作が異なることがあるので、その点はご留意頂きたい。

 PC版のAMD Linkは、Microsoft Storeから入手できる。初起動時には使用許諾契約の同意を求められので同意する、その後システム情報の送信協力のプログラムの登録を求められる(これは登録しなくてもOK)。これでセットアップは終了だ。

PC版のAMD Linkは、Microsoft Storeから入手できる。Mac OSには非対応
初回起動時には使用許諾契約の同意が求められるので、「同意する」を選択
AMD ユーザーエクスペリエンス プログラムの登録が求められるので、任意で「登録」か「登録しない」を選択
セットアップするとホーム画面が表示される

 AMD Linkが起動するとホームが表示される。Radeon搭載PCに接続するには、接続したいPCと同じローカルネットワークに接続し、右上にある「PCに接続」を選択。ローカルネットワークの下に同じネットワーク内にあり、接続できるPCが表示されるので、そのPC名をクリックすると接続できる。

「PCに接続」を選んだあと、ローカルネットワークの下に表示されたPC名をクリックして接続する

 AMD Linkは2種類の接続をサポートしている。前回のスマホを使ってPINコードやQRコードで接続、上記のローカルネットワークで接続した場合は、プライマリ/フル・アクセス接続となり、AMD Linkの全ての機能にアクセスできる。

 ちなみに、PC版のAMD Linkの場合は、前述した手順で接続するとプライマリ/フル・アクセス接続になる。プライマリ/フル・アクセス接続の場合は、1端末でしか接続できないので、複数端末での接続はできない。

PC版のプライマリ/フル・アクセス接続では、ゲームのストリーミングプレイと、メディアの再生のみが行なえる。スマホ版のAMD Linkのように、接続先のPCの録画や、パフォーマンスの確認などはできない

複数端末でPCに接続してマルチプレイができる!

 一方で、数人の友人を招待して一緒にゲームをプレイする場合は、AMD Link 5.0より導入されたセカンダリ/マルチプレイ接続をする必要がある。セカンダリ/マルチプレイ接続する場合は、接続する側のRadeon搭載PCの「AMD Software: Adrenalin Edition」のAMD Linkタブを開き、「Link Gameの招待」を選択。

 招待のタイプが表示されるので、ここでマルチプレイを選択。接続したいPCやスマホ側で「Link Gameの招待」を開き、先ほど表示されたコードを入力すると複数で同時にRadeon搭載PCに接続できる。招待コードを表示している間、バーが動き、いっぱいになると別のコードに切り替わってしまうため、その切り替わる前の有効時間内に入力する必要がある。

 有効時間は1分ほどと以外に短いので、接続側が入力準備してから招待コードを表示するとイイだろう。

接続先のPCの「AMD Software: Adrenalin Edition」で、「Link Gameの招待」をクリック
マルチプレイをクリック
招待コードが時間制限付きで表示される
接続したいPCのAMD Linkを起動し、「PCに接続」を開いた後に「Link Gameの招待」をクリック
先ほど表示された招待コードを入力して「送信」をクリック

 セカンダリ/マルチプレイ接続の場合は、接続した側のAMD Linkは、ストリーミング開始の待機状態になる。セカンダリ/マルチプレイ接続時は、「ロビー&チャット」のテキストチャットでコミュニケーションが取れる。

セカンダリ/マルチプレイ接続したPCは、ストリーミングが開始するまで待機状態になる
ホスト側では、待機状態の端末に時計のアイコンが、ホーム画面にいる端末には家のアイコンが付く
セカンダリ/マルチプレイ接続したPCとは、「ロビー&チャット」でテキストチャットできる

 Radeon搭載PCであるホスト側で、ストリーミングを開始すると、待機状態の端末の画面にホスト側の映像が出力される。試しに、Radeon非搭載のPCと、スマホでRadeon搭載PCに接続してみたところ、3つとも同じ画面が出力できた。

ストリーミングを開始すると、ホスト側のデスクトップ画面も接続した端末側に出力される

 この際、ゲーム側では1端末ごとに、接続している操作系(マウスやキーボード、またはコントローラー)の分だけ、コントローラーが接続されていると認識される。試しにアークシステムワークスの最新格闘ゲーム『GUILTY GEAR -STRIVE-』でオフライン対戦を選択してみたところ、ホスト側のキーボードとマウス&コントローラーで2人分、ほか接続した2端末分の計4人対戦が可能になった。

実際には1台のPCにコントローラーを4つ接続している訳ではないが、オフライン対戦で4人対戦が選択できた
Radeon搭載PCにネットワーク経由で接続したスマホと、PCとオフライン対戦が楽しめる

©ARC SYSTEM WORKS

 本機能は、ルームマッチなどがないレトロゲームなどでも、複数端末を使って複数人対戦できるのが魅力だが、1台はRadeon搭載PCが必要。また、最初の1回はホストとなるRadeon搭載PCとローカルネットワークで接続しないと、インターネット接続ができない。

 そのため、離れた場所の友人と遊ぶには、接続する端末を一度Radeon搭載PCが接続されているローカルネットワークに接続するために持ち運ぶ必要がある。別のネットワークに接続してのプレイは試していないが、ノートPCであればそれが可能で、一度接続した後は自宅の有線LAN経由でインターネット接続すれば、離れた場所の友人たちとの対戦も可能かも。

 ちなみに、接続したPCは、デフォルトだとPC名が表示されるが、AMD Linkの設定からニックネームに変更できる。

PC名を教えたくない場合は、事前にニックネームにしておこう

 現状は、インターネット接続で複数人で遊ぶには、やや手間がかかる機能ではあるが、たとえばかつてポータブルゲーム機を持ち寄って、アドホック通信で友人宅で遊んだように、ノートPCやスマホをRadeon搭載PCのある場所に持っていき、ローカルネットワーク内でマルチプレイを楽しめる。

 LANパーティーや大学の部活の余暇で遊ぶ際は活躍しそうだ。気になる人は、ぜひ試して貰いたい。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください