衛星スマホや「24金iPhone 14」も売っているドバイのスマホ屋を巡った
ASCII.jp / 2022年10月18日 12時0分
3年ぶりにドバイにやってきました。ドバイは筆者の住む香港同様に、世界中からの輸入スマートフォンが集まる街でもあります。今回は旧市街地域に宿を取ったのですが、バスターミナル付近にはスマートフォン屋が集まるビルもあり、正規販売品だけではなく輸入品も含め、様々な製品が売られていました。
輸入ショップはiPhone 14やGalaxy S22、Galaxy Z Fol4/Flip4などハイエンドモデルばかりを集める店が目立ちますが、お手頃価格のGalaxy Aシリーズなどを専門に売る店も多くあります。外国人観光客向けだけではなく地元の人もこの手の店で買物するのでしょう。
一方、ファーウェイはここドバイではまだまだ元気だと感じました。正規品を販売している店にはファーウェイコーナーが必ずありますし、高価な折りたたみ「HUAWEI Mate Xs 2」や「HUAWEI P50 Pocket」も必ず展示されています。実際筆者はHUAWEI P50 Pocketが売れているところも目撃しました。ドバイで展開されているサービスはファーウェイのアプリストアから落せるのでしょうか。
ドバイ最大の家電チェーン店「Sharaf DG」にも行ってみました。vivoやOPPO、HONORも目立っており、価格が手ごろなモデルを求めるドバイの人でいつもにぎわっていました。一方でシャオミはメーカーブースがなくても必ず製品が売っているなど、人気は高いようです。もしかするとシャオミはオンライン販売のほうに注力しているのかもしれません。
ドバイらしいなと思うのは、衛星電話が普通に売られていることです。衛星通信はiPhone 14の対応やStarlinkの日本開始でちょっとした話題になっていますが、ドバイではThuraya方式対応の衛星電話を売っている店があちこちにあります。
Androidスマートフォンである「Thuraya X5-Touch」も販売中。ただし発売は2018年とやや古いためスペックもSnapdragon 625に800万画素カメラ、5.2型ディスプレー、Android 7.1と時代相応。LTEとThurayaのDSDSなので地上などではLTE、海上や砂漠などではThuraya回線、という使い分けもできます。なお、Thurayaのデータ通信速度は9.6kbpsなのでチャット用途が実用程度でしょうか。
また、世界で唯一の七つ星ホテルのあるドバイですから、高価格なスマートフォンも人気があります。とはいえ普通に売っているスマートフォンの価格は知れています。ドバイではiPhoneのフレームを24金や18金にメッキしたカスタムモデルやケースが当たり前に売られています。某社の24金iPhone 14 Max Proは4150ドル、約60万円。この手のものが好きな人は、ドバイで買うことができます。
サムスンストアでもGalaxy Z Fol4/Flip4用のちょっと高級感あるケースが売られていました。他の国のサムスンストアでは見かけたことがありません。ドバイではこの手のものに人気が集まるのでしょう。
ドバイしか売っていないようなマイナーなスマートフォンでもないかと思ったのですが、今や大手メーカーが市場を寡占している時代だけに、見たことも聞いたこともないような製品はスマートフォン屋や家電量販店には売っていませんでした。
しかし、スマートフォンの問屋街に行ってみると中華系の無名メーカー端末などを扱う店もちらほら。おそらくドバイで売るのではなくアフリカなどへ再輸出されるのでしょうが、探せば「謎スマホ」はまだ見つかりそうです。ドバイには来年も行く予定なので、そんな製品の探索はまた1年後に。
「スマホ好き」を名乗るなら絶対に読むべき 山根博士の新連載がASCII倶楽部で好評連載中!
長年、自らの足で携帯業界を取材しつづけている山根博士が、栄枯盛衰を解説。アスキーの連載「山根博士の海外モバイル通信」が世界のモバイルの「いま」と「未来」に関するものならば、ASCII倶楽部の「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」は、モバイルの「過去」を知るための新連載!
「アップルも最初は試行錯誤していた」「ノキアはなぜ、モバイルの王者の座を降りたのか」──熟練のガジェットマニアならなつかしく、若いモバイラーなら逆に新鮮。「スマホ」を語る上で絶対に必要な業界の歴史を山根博士と振り返りましょう!
→ASCII倶楽部「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」を読む
★ASCII倶楽部は、ASCIIが提供する会員サービスです。有料会員に登録すると、 会員限定の連載記事、特集企画が読めるようになるほか、過去の映像企画のアーカイブ閲覧、編集部員の生の声を掲載する会員限定メルマガの受信もできるようになります。さらに、電子雑誌「週刊アスキー」がバックナンバーを含めてブラウザー上で読み放題になるサービスも展開中です。
この記事に関連するニュース
-
反日闘士の栄枯盛衰と慰安婦問題の〝終焉〟 ソウルからヨボセヨ
産経ニュース / 2024年11月16日 7時0分
-
この冬一番の注目スマホ、超薄型折りたたみの「心系天下W25」がサムスンから登場
ASCII.jp / 2024年11月15日 12時0分
-
電車の座席が折りたたみスマホ? クアラルンプールのGalaxy駅に行ってきた
マイナビニュース / 2024年11月7日 11時0分
-
全部開くと10.2インチ!中国で話題の“3つ折りスマホ”「HUAWEI Mate XT」がスゴかった!
&GP / 2024年10月27日 11時0分
-
Androidスマホが“短命”なのは過去の話? OSアップデートが長期化されたワケ
ITmedia Mobile / 2024年10月27日 10時5分
ランキング
-
1Microsoftの「リコール」機能、Copilot+ PCでテスト可能に(要Insider)
ITmedia NEWS / 2024年11月24日 8時23分
-
2iPhone基本の「き」 第629回 ロック画面下部にあるアイコンが削除・変更可能に - iOS 18の新機能
マイナビニュース / 2024年11月24日 11時15分
-
3みんなが狙っているモデルはこれ! 「スマートウォッチ」ほしいものランキングトップ10&おすすめ Xiaomiの人気シリーズがランキングを席巻!【2024年11月版】
Fav-Log by ITmedia / 2024年11月24日 7時15分
-
4“謎スマホ”と呼ばれた中国EVメーカーの新モデル「NIO Phone N2401」を見た
ITmedia Mobile / 2024年11月24日 10時5分
-
5ただの古いパイプ椅子だと思ったら…… JR東日本が販売している“鉄道古物”にツッコミ殺到 「この商品が刺さる層いるのか」「嘘ではない」
ねとらぼ / 2024年11月23日 20時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください