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MSI、強力な電源回路を搭載したZ790チップセット搭載のマザーボード14機種を発表!

ASCII.jp / 2022年10月18日 19時0分

Z790チップセット搭載マザーボード

 エムエスアイコンピュータージャパンは、第13世代インテルCoreに対応した次世代チップZ790チップセット搭載のマザーボード14機種を発表した。

 Z790マザーボードは、ハイエンドモデルの「MEGシリーズ」、ゲーミング用に最適化されたアッパーミドルモデルである「MPGシリーズ」、エントリーゲーミングモデルの「MAGシリーズ」、様々な用途に対応できる汎用性を備えたスタンダードモデルの「PROシリーズ」の4シリーズ計14機種をラインアップ。

全14機種をラインアップ

 このうち、「MPG Z790 CARBON WIFI」、「MPG Z790 EDGE WIFI DDR4」、「MAG Z790 TOMAHAWK WIFI DDR4」、「PRO Z790-A WIFI DDR4」、「PRO Z790-P WIFI DDR4」の5モデルが10月20日22時より発売となるため、今回はこの5製品を中心に実機とともに紹介していく。

前モデルのZ690マザーボードとの比較

Z690マザーボードから電源回路設計やM.2ストレージ数などがアップグレード

 注目としては、いずれも従来品と比較し、強力な電源回路に対応している点。ATXサイズの最廉価グレードモデルでも14+1+1フェーズ 55A Dr.MOS対応の堅牢な電源回路と大型ヒートシンクを搭載することで新しいCPUの力を最大限引き出せる。

 MPG Z790 CARBON WIFIは、19+1+1フェーズ DRPS/105A SPSとなっており、スタンダードモデルのPRO Z790-Aでも16+1+1フェーズ 80A SPSに対応する。またMEG Z790 GODLIKEにいたっては、従来モデルの20+2フェーズwith 105A SPSと比較し、最大26+2フェーズ DRPS/105A SPSの強力な電源回路を有している。

 またM.2スロットも、ATXモデルでは最低でも4基搭載。MPG Z790 CARBON WIFIやMPG Z790 EDGE WIFIは5基、ハイエンドモデルのGODLIKEでは最大7基のM.2コネクターを実装している。

 さらに、Z790マザーボードは全モデルでM.2 Shield Frozrを装備。なかでもMEG・MPGマザーボードは両面にM.2 Shield Frozrを実装することで、従来モデルよりも5%ほど温度を下げることに成功している。

 そのほか、USB 3.2 Gen 2×2 Type-Cポート、ネットワークには2.5G LAN、最新のWi-Fi 6Eソリューションといった高速インターフェイスを搭載する。

MPG Z790 CARBON WIFI

 MSI伝統のカーボンブラックをあしらったスタイリッシュなデザインのモデル。Direct 19+1+1フェーズ 105A SPS対応の堅牢な電源回路を搭載し、高性能なゲーミング環境を構築したいユーザーにおすすめの製品となっている。

 また、Lightning Gen 5スロット& M.2スロット×5基搭載するほか、ねじを使用せずM.2デバイスの取り付け、取り外しができるScrewless M.2 Shield Frozrを搭載している。本モデルは、DDR5モデルのみの展開となり、価格は7万9980円。

MPG Z790 EDGE WIFI DDR4

 MPG Z790 EDGE WIFI DDR4は、新たにカラーリングを刷新。シルバー&ホワイトを採用したゲーミングマザーボードで、白を基調としたPCを組みたいという人におすすめのモデルという。

 デザインだけでなく電源回路もしっかりとした作りで、16+1+1 DRPS/90A SPSに対応し、拡張ヒートシンク&ヒートパイプも通り、放熱設計も非常に強力となっている。Lightning Gen 5スロットをサポートするほか、M.2スロットも5基搭載し、価格は6万2980円。

MAG Z790 TOMAHAWK WIFI DDR4

 MAG Z790 TOMAHAWK WIFI DDR4は、ブラックを基調としたシンプルなデザインと優れた耐久性・パフォーマンスを実現した質実剛健なゲーミングマザーボード。

 電源回路は16+1+1フェーズ DRPS/90A SPSとハイエンドモデルに劣らない電源回路を有している。Lightning Gen 5スロットをサポートし、4基のM.2スロットも装備する。価格は5万980円。

PRO Z790-A WIFI DDR4

 PRO Z790-A WIFI DDR4は、シンプルなデザインと高品質部材を採用した汎用性の高いスタンダードモデル。

 ビジネス向けのイメージが強いPROシリーズではあるが、本モデルは16+1+1フェーズ 80A SPS対応の堅牢な電源回路と、リアI/Oパネルまで拡張された大型ヒートシンクを搭載。こちらもLightning Gen 5 & 4基のM.2スロットを装備する。価格は4万6580円。

PRO Z790-P WIFI DDR4

 PRO Z790-P DDR4は、PRO Z790-Aと同じくシンプルなデザインを採用したスタンダードモデル。

 14+1+1フェーズ 55A Dr.MOS対応の電源回路と、リアI/Oパネルまで拡張された大型ヒートシンクを搭載し、Lightning Gen 5をサポート。価格は3万7580円。

 冒頭で述べた通り、上記で紹介した5モデルは10月22日22時より発売となる(MEG Z790 GODLIKEは、国内展開での予定はあるとしているが発売日などは未発表となる)。

 スタンダードモデルと銘打っているPRO Z790-A WIFI DDR4でも16+1+1フェーズ/80A SPS対応と、上位グレードと並ぶほどの電源回路を持っているのが、今回のZ790マザーボードの特徴の1つとなっている。そのため、最初は予算を抑え、後から足りない部分を買い足していくといった運用の仕方もできるのが魅力であると感じた。

 これまでマザーボードを購入したことがないユーザーや、新しいマザーボードを購入したいと思っているユーザーはこれを機に、検討してみてはいかがだろうか。

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