APS-C最高画素ミラーレスカメラの画質を徹底チェック = 富士フイルム「X-H2」実機レビュー
ASCII.jp / 2022年10月18日 10時0分
手ブレ補正は約7段分の効果とのことだが、高画素だけあってブレも目立ちやすい。標準ズームでも遠景なら1/4秒、近景では1/8秒より速いシャッタースピードを心掛けたほうがいいだろう。
AFは「X-H2S」に搭載された「被写体検出AF」など同等の機能を備えている。通常のスナップでは不満の無いAF性能だが、動体のAF追尾が途中で迷ったり、暗所では合焦が遅くなることもあった。
連写速度はメカシャッターで秒15コマ、電子シャッターでは1.29倍クロップになるが秒20コマが可能。積層型撮影像素子ではないので電子シャッター連写では動体歪みが発生する場合があり、「デジタルテレコンバーター」との併用ができないのは残念だが、プリ連写機能も搭載するなど高画素機にしては優れた連写性能だ。
その他「X-H2S」との違いとして電子シャッターで1/180000秒の超高速シャッタースピードで撮影が可能(「X-H2」は1/32000秒)。
また画像サイズの比率にAサイズ用紙と同じ4対3や、印画紙と同じ5対4が追加された。動画機能は8K30Pに対応したが、ハイスピード動画はフルHD240Pまでで4K120Pが非搭載となった。
高画素機ということでレスポンスが心配だったが、唯一再生ボタンを押してから表示されるまでワンテンポ待たされる感はあるものの、起動や操作の反応、書き込みの遅さなどが気になることはなく、軽快に撮影することができた。
画質を最大に活かすにはレンズの選択や丁寧な撮影などは必要だが、高画素なぶんリサイズしても十分な解像度を保てるので、そこまで気を使うこともないだろう。
動体の撮影がメインなら確かに「X-H2S」の方が優れているが、APS-Cで超高解像度が楽しめると示した意義は大きい。4000万画素超の機種のなかでは比較的リーズナブル価格点も見逃せないカメラなのである。
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