2万円台のシンプルマホ「AQUOS wish2」は性能ほどほど&FeliCa対応で安心安全に使える
ASCII.jp / 2022年10月26日 12時0分
今回レビューするのは、シャープの「AQUOS wish2」。AQUOSスマホのなかでも、初心者向けのエントリーモデルに位置づけられるwishシリーズです。9月に発売された本機も、2万円台という価格とシンプルさが特徴の機種になっています。
価格はそれぞれのオンラインストアでドコモが2万2000円、auとUQ mobileが2万6180円、Y!mobileが2万1960円です。カラーは、ドコモが「ホワイト」「チャコール」「ブルー」「コーラル」の4種類、ほかの3社では「オリーブグリーン」「アイボリー」「チャコール」の3種類となっています。
今回はau版のアイボリーをお借りして、1週間ほど使用しました。
片手操作できるコンパクトボディー 落ち着きのあるカラーと質感もGood
まずは本体から見ていきましょう。手に取って最初に感じるのは、手触りの良さ。わずかにざらついたマットな質感で、非常によく手になじみます。また、服装やほかの持ち物とも調和しそうな落ち着きのあるカラーリングも好印象。今回使用したのはアイボリーですが、ほかのカラー(特にドコモ独自のもの)も気になるところです。
サイズは、片手で問題なく操作できるコンパクトさ。側面が少しくぼんでいるため、指が引っかかるのも持ちやすいポイントです。
ボタン類はすべて本体右側面に集約されていて、上から音量ボタン、アシスタントキー、電源ボタン、そして指紋認証センサーの順に並びます。また、本体上部にはイヤホンジャックを搭載しています。
指紋認証のセンサーは右側面の下側にあるため、(右手で持っている場合)親指を下のほうに動かして認証する必要があります。電源ボタンがセンサーを兼ねているような機種と比べるともたつく感はありますが、利便性を大きく損ねるほどではありません。認証の速度自体はとてもスムーズでした。
明るさをしっかり決めれば 期待以上のクオリティで撮れる
背面のメインカメラは、約1300万画素のシングルレンズ。カメラアプリ自体もほかのAQUOSスマホとは異なり、シンプルUIなどが特徴の「Googleカメラ」を採用しています。シングルレンズのエントリーモデル、カメラアプリもシンプルですが、意外に侮れない実力があると感じました。
明るい場所での仕上がりは、非常に素直。過度な補正をするのではなく、実際の風景をそのままに写してくれます。そのため、明るさを合わせたい箇所はしっかり自分で指定したほうがいいでしょう。
「食事」モードはありませんが、「HDR」をオンにして撮ったところ悪くない仕上がりに。暖色系の照明の下で撮っているので、ほかの条件下では色味の乏しい仕上がりになるかもしれません。
夜景に関してもシンプルな仕上がり。これは個人の感想にすぎませんが、照明や看板などが白飛びしているものの、全体のバランスはそこまで崩れていない印象。ほかのシーンと同じく、明るさを合わせる箇所をしっかり指定すれば暗部とのバランスがとれた写真を撮れそうです。
前面のサブカメラは約800万画素。ポートレートモードで撮影できるほか、エフェクトを重ねて楽しい写真を撮影できます。
また、カメラアプリには「翻訳」機能を搭載しています。カメラで外国語を映してサクッと翻訳できます。外国語に限らず、読み方や意味がわからない単語を調べるのにも役立ちそうです。
前モデルよりも動作は快適 意外なタフネス性能にも注目
本機はeSIMに対応。OSはAndroid 12、CPUはクアルコム社のSnapdragon 695 5Gを搭載。メモリーは4GB、ストレージは64GB(microSD使用で最大1TBまで)となっています。前モデルの「AQUOS wish」に比べると、動作に関しては本機はかなりスムーズになっています。バッテリー容量は3730mAh。5000mAh近い容量の機種も増えていますが、本機はそもそもヘビーユースを想定していないことを考えると、じゅうぶんなスタミナであると思います。
防水はIPX5/X7、防塵はIP6X。加えて、MIL規格(アメリカ国防総省が定めた物資の品質基準)の耐衝撃基準をクリアしています。水濡れや落下に強いタフさも本機の魅力です。
ディスプレーは約5.7型のTFT液晶、解像度はHD+(1520×720ドット)。サブカメラはしずく型のためすっきりした印象ですが、下側のベゼルがやや太くなっています。
さらにNFC、おサイフケータイに対応します。また、指紋センサーを長押ししてアプリを起動できる「Payトリガー」も便利。決済アプリだけでなく、好きなアプリを割り当てることもできます。
【まとめ】おサイフケータイ対応が素晴らしい 価格以上の性能と使いやすさ
AQUOS wish2はとてもシンプルなスマホ。性能を抑えていると言ってしまえばそれまでですが、快適な動作、予想以上の仕上がりに撮れるカメラ、安心安全に使えるタフネス性能など、2万円台という価格(しかもドコモ版は約2万円!)を考えると、かなりコストパフォーマンスに優れる1台といえるでしょう。おサイフケータイが使えるのも、この価格帯のエントリーモデルとしては貴重です。
また、落ち着きのあるデザインはどんな人・スタイルにもフィットするでしょう。
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