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組み立てやすさも魅力、7980円でUSB 3.0延長もあるモニターアームが便利

ASCII.jp / 2022年10月29日 16時0分

「UNITCOM UNI-LCD-ARM05WH」

 画面の大きいディスプレーは作業効率がぐっと高くなるが、スタンドがあるぶん場所を取ってしまい、机のスペースが圧迫されてしまうという問題がある。

 これを解決してくれるのが、ディスプレーを浮かせて支えてくれるモニターアームだ。ディスプレー下のスペースが自由に使えるほか、壁際に寄せやすくなるので、奥行き方向にも広く使えるようになるのがメリット。また、目から画面までの距離をとりやすいので、大型ディスプレーが見やすくなるというのもうれしいポイントだ。

 数千円の激安品から、数万円の高級品まで数多くの製品が発売されているが、ユニットコムが販売する「UNITCOM UNI-LCD-ARM05WH」は、7980円という購入しやすい価格でありながら、スタイリッシュなデザインと便利な機能を搭載しているのが魅力。このモニターアームについて、詳しく紹介していこう。

組み立てやすい工夫が◎ USB3.0の延長機能も便利

 この製品は、クランプ、台座、2本のアーム、VESAプレート、そしてネジなどの金具類がセットになっている組み立て式。工具も付属しているので、このセットだけで組み立てられるようになっている。

ここまでバラバラだと不安になるが、よく見ると複雑な組み立てはなく、意外と簡単だ

 モニターアームでよくあるのが、ディスプレーの取り付けでてこずること。重たいディスプレーを支えながらアームにネジ止めするか、先にネジ止めしてからアームごと机に固定するかの二択となりがちだ。

 この製品のいいところは、VESAプレートとアームとの固定が指先だけでできる点。実際にどうするかといえば、ディスプレーにVESAプレートをネジ止めし、そのプレートをアームへと挿し込む。あとは、上部のつまみを90度回転させるだけという手軽さだ。

まずはVESAのプレートをディスプレーに固定。75mmと100mmの両方に対応する
取り付けたVESAプレートを、アームに上から挿し込むように装着する
最後につまみを90度回転。これでしっかりと固定され、自由に動かせるようになる

 最初の組み立て・設置時だけでなく、後からアームの固定位置をずらしたい、ケーブル接続のためにディスプレーを取り外したい、といったときでも、簡単に着脱できるのがいいところだ。

 アームの固定は、机の端を挟み込むクランプと、ケーブル用の穴などを使って金属板で固定するグロメットの2方式に対応。机に合わせて固定方法を変えられる。

多くの人が利用するのが、机の端を挟み込むクランプ式。金属板が厚く、しっかり固定できる

 最大32型、9kgのディスプレーを安定して動かすことができるよう、クランプに使われている金属板は厚め。かなりがっしりしており、軽く動かした程度ではびくともしないほどだ。

 可動範囲はかなり広く、一番下と中央は±180°回転可能。VESAプレートとの接続部も左右±90°、上下±40°動かせ、見やすい角度に調整しやすくなっている。

下段と中央は横方向に回転可能。±180°、つまり全方向自由に回転できる。また、

 上下の高さ調整は上側のアームで、スプリングの強さ調整は中段の接続部カバーを外して行なえる。ディスプレーが重たい場合は締めてプラス方向へ、軽い場合は緩めてマイナス方向へと調整することで、移動や調整がやりやすくなる。

 ここまでは一般的なモニターアームとあまり変わらないが、便利な機能が1つある。それが、USB3.0の延長機能だ。これを使えば、PC本体へと手を伸ばすことなく、手元でUSB機器を接続できるようになる。

 これはUSBハブではなく単純な延長となるため、電源不要で動作。もちろん速度低下や接続不良といった相性問題もまず起こらないため、安心して利用できるだろう。また、しっかりと机に固定されているため、片手でUSB機器を着脱できるというのも便利な点だ。

台座部分にUSBの延長機能を内蔵。しっかりと固定されているため、USB機器の着脱は片手で気軽に行なえる

 個人的に便利だと感じたのは、クランプの背面に工具をしまうスペースが用意されていること。工具は組み立て時に使った後、どこにしまったのか忘れてしまいがち。アームのスプリング調整や移動などで工具を使いたいときになって気づき、慌てて探しまわる……なんていう失敗がなくなるのだ。

付属している2種類のレンチを、写真のようにしまっておける。失くしてしまう心配がない

細めのアームデザインながらケーブルガイドも装備

 アームは細い円筒形のデザインとなっているため圧迫感がなく、オシャレなデザインの机と合わせて使っても違和感がない。また、ケーブル用のガイドも用意されているので、アームからケーブルが垂れ下がったり、巻きついて見苦しくなる心配もないのがうれしい。

 実用性はもちろんのこと、デザインまでしっかりと考えられた製品にもかかわらず、7980円というのはお買い得感が高い。モニターアームを導入したいけど、どれを選べばいいのかわからないというのであれば、ぜひ使ってもらいたい製品だ。

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