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富士フイルムが最上位モデルと同じ性能をダイヤル操作で楽しめるミラーレスカメラ「X-T5」発表!

ASCII.jp / 2022年11月3日 9時0分

 富士フイルムは、11月2日、APS-Cサイズのミラーレスカメラ「Xシリーズ」の新モデル、「X-T5」を発表した。

 今年発売となった最上位のフラッグシップモデルの「X-H2s」と「X-H2」の一つ下のモデルで、H2と同等の性能を持ちながら、X-Tシリーズ伝統のダイヤル操作を維持しているのが特徴である。

 X-T5は11月25日発売で予想価格はボディのみが税込で25万3000円、18-55mmF2.8-4とのレンズキットが31万9000円である。

会場では富士フイルムのイメージングソリューション事業部長 山元正人氏が登壇し、T5を発表した。

フラッグシップの「X-H2」の性能を ダイヤル操作で実現したミドルモデル

 X-T5は、APS-Cサイズ、第5世代の裏面照射型4020万画素「X-Trans CMOS5 HR」センサーと画像処理エンジン「X-Processor 5」を採用しており、性能としてはフラッグシップモデルの「X-H2」とほぼ同じ性能である。

こちら、左から順にX-H2s、X-H2、X-T5、X-T4の主な違い。とても分かりやすいですね。
発表会場でX-T5(左)と、X-H2(右)を並べてみた。若干H2のほうが大きく、T5は右肩にも2つのダイヤルがあるのがうれしい。

 肌のレタッチを自動で行う「スムーススキンエフェクト」や、AIによる高精度なオートホワイトバランスにより、高画質な写真撮影を実現。さらに、ISO125の常用感度や最速1/180000秒のシャッタースピードを可能とする

 4倍の解像力と忠実な色再現による撮影が可能な「ピクセルシフトマルチショット」を搭載。ボディ内手ブレ補正機能によりイメージセンサーを超高精度にシフトさせ自動撮影を行うことで、1回のシャッターで20 枚の画像を取得。さらに専用ソフトウェア「Pixel Shift Combiner」を用いて、取得した画像を処理することにより、約1.6億画素の画像を生成できる。

会場でX-T5(左)とX-T4(右)を比較してみた(以下同)。想像より小さく軽くなっていて、背面液晶の動きも違う。

 AFは最短約0.02秒の高速化を実現。ディープラーニング技術を用いて開発した被写体検出AFを搭載し、物・鳥・車・バイク・自転車・飛行機・電車をAIで検出する。

 従来モデルのX-T4から約50g軽量化し、約557gのコンパクトボディを実現。5軸・最大7.0段のボディ内手ブレ補正機能も備える。

 背面の液晶モニターは184 万ドットで、従来のバリアングル式から、3方向ティルト式に変更となった。

 動画性能は6.2K/30P 4:2:2 10bitでの映像記録に対応、ファインダー倍率0.8倍・369万ドットのEVF、SD カード対応のデュアルスロットなどを備える。

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